出口夏希、ドラマ「スイッチ」で松たか子の学生時代を好演「松さんのシーンを見ながら少しでも近づけられるように」
6月21日に放送された阿部サダヲ、松たか子共演によるドラマスペシャル「スイッチ」(テレビ朝日系)。脚本・坂元裕二のコミカルな会話劇を、舞台・映画で数々の共演を果たす阿部&松の黄金コンビが見事な掛け合いで昇華。一方で、石橋静河、岸井ゆきの、井之脇海ら脇を固める若手実力派の瑞々しい魅力をしっかりと描き出す月川翔の演出も印象的だった。中でも今回は、松演じる蔦谷円の学生時代をフレッシュに演じた、「セブンティーン」専属モデルで新人女優の出口夏希に注目。大御所のキャスト・スタッフ、注目の若手が勢ぞろいするプレッシャーの中で、持ち前の度胸と天真爛漫な笑顔で役を演じ切った新人女優の飾らない魅力に迫った。
ーー阿部サダヲさん、松たか子さんらキャスト陣をはじめ、坂元裕二さんの脚本、月川翔さんの演出と錚々たる顔ぶれが揃った「スイッチ」。まずは今回のドラマ出演が決まった時の感想を教えてください。
出口夏希(以下出口)「ひと言目は『すごっ、すごっ! でも私でよかったの?』って思いました(笑)。
ーー坂元裕二さんと言えば「東京ラブストーリー」といったトレンディドラマ、そして近年では「MOTHER」「WOMAN」といった社会問題をテーマにした作品など多くのイメージがあるかと思います。今回の脚本を読んでみて感想はいかがでしたか?
出口「台本を読むのが実は苦手なんですが…(笑)。初めて読ませていただいた時に、最初の方のシーンで阿部サダヲさん演じる駒月直の【人生には時に選択肢が訪れて、選んだ人生と同じだけ選ばなかった人生があって】というセリフにとても引き込まれて。そこから夢中になって物語を読んでしまいました」