小日向文世「今回は真ん中に太い話がどーんとある」<コンフィデンスマンJP連載>

2020/07/21 11:00 配信

映画

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が7/23(木)に公開!撮影=西村康

ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)3人の詐欺師の暗躍を描くコメディー「コンフィデンスマンJP」シリーズの映画版第2弾「―プリンセス編」が7月23日(木)に公開。リチャードを演じた小日向文世にインタビュー!

――映画版第1弾「―ロマンス編」('19年)のヒットを受けての第2弾はいかがでしたか?

「前作が香港ロケだったんでね、第2弾やるんだって聞いた時に、『次、どこでやるんだろう?』って場所のことばっかり気になってた。僕、外国はあんまり得意じゃないからね。台本を読んだら、1作目よりも長く海外に滞在しなきゃいけないってことが分かったので、すぐ携帯用シャワートイレを買いましたね!(笑)…っていうのは置いておいて、今回は意外と真ん中に太い話がどーんとあるのが、今までの『コンフィデンスマン-』とちょっと違うなと思ったね。それがなかなか、新鮮でした」

――リチャードとして、今回ならではの挑戦されたことは?

「リチャードはほとんどずっと外交官の役なので、今回はガッツリ役作りしましたよ。いつもだと変装がいっぱいあるんですが、今回はずっと同じカツラをかぶりっぱなしの外交官で、英語もしゃべらないといけないから…ちょっと品のいい外交官を意識して、英語を頑張りました。(ターゲットの一家の執事役の)柴田(恭兵)さんとの絡みで英語を話すシーンは、唯一、ちょっと緊張しましたね」

――マレーシア・ランカウイ島ロケはいかがでしたか?

「撮影に使ったホテルは、全部プライベートビーチで、早朝、砂浜に出たら見渡す限り人がいないんですよ! それで貝殻をいっぱい拾ってました。東出くんが、いろんな種類の貝殻を拾うのがうまいんですよね。それを『ちょうだい!』とか言ってね。あんないい所、もう一生行けないだろうなぁ~。ホテルから街に出て、地元の人に人気の野外食堂みたいなところで食べたご飯もめちゃくちゃおいしかったです。(ターゲットの富豪一家の長女役で)ゲスト出演されたビビアン・スーさんとバッタリ会って、『このメニューがおいしい』って言うからちょっとつまみ食いさせてもらって。本当においしかったから、店員さんにそのままくれって説明したんだけれどうまく行かなくて。そしたらビビアンさんが直接店員さんに英語で注文してくれたの。写真いっぱい撮ったんだけれど、帰ってきて携帯が壊れて全部消えたんですよぉ! 動画も向こうでたくさん撮ったんだけれどなぁ」

――今回のリチャードは、テレビのSP版「-運勢編」('19年フジテレビ系)で登場した女詐欺師・波子役の広末涼子さんとも再共演でしたね。

「そうそう! もう…広末さん、広末さん…。なんでこんなに広末さんと共演できるんだろう、とうれしいです。寄り添って包丁の持ち方を指導するシーンとかもね。ちょっとドキッとするような色っぽいシーンですよね(笑)、もちろん訳があっての指導ですから(笑)」