政治家・石破茂が田中角栄元首相とのエピソードを告白
とんねるず・石橋貴明がホストを務めるトークバラエティ「石橋、薪を焚べる」(フジテレビ)。7月21日(火)深夜放送のゲストに、政治家・石破茂が登場。政治家へのきっかけは田中角栄元首相からの言葉だったことを明かした。
石橋から、政治家になるきっかけを聞かれると、石破氏は「あんまり考えてなかったし、親(参議院議員・石破二郎氏)見てたから『あんまりこれいい商売じゃねーな』って思ったね』と、慶應義塾大学卒業後は三井銀行(現在の三井住友銀行)に就職し、そこへ4年勤務したとコメント。
だが銀行で3年目が過ぎた頃、父・石破二郎氏が亡くなり、葬儀委員長を努めた田中氏にお礼を言いに行ったときの様子を、「『君ね、今すぐ銀行辞めて、鳥取県を一軒ずつまわって。いいか、選挙の基本は一軒ずつ戸別訪問だ』って言って」と話した。
そして『だけど先生、私24歳(参議院議員は満30歳以上)で、いくらおっしゃられても私は出れません』って言ったら、『何を言うんだ!お父さんが、(鳥取県)知事4期、参議院議員2期、それだけ鳥取のみなさんにお世話になってる。君は自分さえ良ければ良いと言うのか!』って。その時にね、よく覚えてますよ、机をバーンと叩いてね、『よく聞け!日本で起こる全てのことはここで決まるんだ!』って」と説明。
石橋が「(田中氏に)NOと言うことはないんですね」と聞くと、石破氏は「選択肢としてない。あの人(田中氏)は人間じゃないね。神ですよ、神。魔神だな」と、その強烈なカリスマ性を魔神に例え、政治家を目指したきっかけは田中氏のひと言だったと告白した。
次回の「石橋、薪を焚べる」は7月28日(火)深夜0:25より、「オリエンタルラジオ・中田敦彦」をゲストに迎えて放送予定。