<半沢直樹>香川照之、アドリブは「出しどころまで考えてる」告白に堺雅人ビックリ!生放送で貴重な裏話続出
香川照之「あれも堺さんのアイデア」暴露止まらず
その後も、話題を呼んだアドリブシーンの裏側が次々と明かされた。
第7話、曾根崎(佃典彦)を挟んで半沢と大和田が「さァ!」「さァ!」と両側から追い詰めていく掛け合いのシーンはもともと、大和田一人のセリフだったという。
台本を見て、まず“繰り上げ”という歌舞伎の常套句が脳裏に浮かんだという香川。「台本を読んだら僕にはもうそれ(繰り上げ)にしか読めないわけですよ。これどうやって言おうかなと思ったら…」と回想し、「現場に行ったら堺さんが『この“さァ、さァ”は割りましょう(掛け合いにしましょう)』と」「本来(歌舞伎で)は詰め寄る側と詰め寄られる側で割るのを味方同士で割るという斬新な。これは堺さんのアドリブです」と、一人ゼリフが掛け合いになった経緯を語った。
堺も「『さァ』が一個欲しかったの。(さァ!さァ!に)混ざりたかった。僕も『さァ』があって、大和田も『さァ』があって、詰め寄っていくと面白いかなって」と狙いを披露。話をしていて興が乗った香川は「もっと言うぞ!『銀・行・沈・没!』のシーンの『没』で(大和田が)椅子に座ったのは、あれも堺さんのアイデア」とぶっちゃけた。
「楽しいですよ、うまい人ばっかりなんで。ご一緒していてすごく楽しいです」と、本編とは打って変わって終始にこやかに撮影の様子を語った堺。番組の最後には「本当に今日はすみませんでした!」と8話のオンエアが延期になったことを改めて謝罪。
「現場は一丸となって作っております。来週ちゃんとしたドラマをお見せできるよう頑張って、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします!」と宣言し、前代未聞の生放送を終えた。
裏話盛りだくさんの“恩返し特番”に、視聴者からも「めちゃくちゃ面白かった!」「思いがけず得した気分」など感謝のコメントが殺到。Twitterでは放送中から「#半沢直樹」がトレンド上位に浮上する注目を集めた。
コロナ禍でドラマ撮影の現場も困難を強いられる中、“生放送で視聴者と交流”という柔軟な対応でピンチをチャンスに変え、さらにファンを増やした「半沢直樹」。ドラマ内で半沢が語った「仕事は“感謝”と“恩返し”」を地で行く生放送企画も、“半沢イズム”がチーム全体に行き届いている証だ。視聴率も絶好調な「半沢直樹」が駆け抜ける残り3話にも期待が高まる。