横浜流星“椿”のまっすぐな愛情が切ない…2つのラブシーンで感情の変化を表現<私たちはどうかしている>
ドラマ「私たちはどうかしている」(毎週水曜夜10:-10:54、日本テレビ系)が急展開を見せている。9月9日に放送された第5話では、七桜(浜辺美波)が“さくら”かもしれない、と再び椿(横浜流星)が疑念を持つ展開。七桜を信じたい椿の切ない思いが、幸せ絶頂のはずのラブシーンにも投影された。(以下、ネタバレがあります)
「七桜、お前が好きだ」まっすぐな思い
金沢の老舗和菓子店・光月庵を舞台に、和菓子職人の七桜(浜辺)と跡取り息子・椿の恋愛模様をサスペンスタッチで描く同作。原作は、安藤なつみによる同名漫画だ。
七桜にとって椿は、かつて母親を殺人事件の容疑者に名指しされた因縁の相手。事件の真相を知るため、七桜は素性を隠して椿のいる高月家へ。嘘の夫婦になろうとしていた。
第5話では、椿の揺れ動く感情が2人のラブシーンにも反映された。
前半、ホタル舞う庭で静かに語り合った2人。椿の愛情を信じられると感じた七桜は本当のことを話そうとするが、なかなか打ち明ける勇気が出てこない。一方、椿は七桜の頬に手を当て、優しく微笑みながら「七桜、お前が好きだ」と囁いた。
一点の曇りもなく、七桜への愛情を口にする椿。初登場シーンでの冷たい表情からは想像もつかない、包み込むような優しさが漂う。
しかしその後、椿は元婚約者・栞(岸井ゆきの)から「花岡七桜の母親は人殺し」だという噂があることを聞く。椿の中で、心にふたをしていた“七桜がさくらかもしれない”という思いがふたたび頭をもたげる。
心を落ち着かせようと茶室で茶を点てる椿。部屋に下がろうとする七桜を引き留めるように、後ろから抱きしめた。その仕草には、愛する七桜を信じたいという椿の切実な思いがにじむ。