市川猿之助、「半沢直樹」大和田常務(香川照之)の土下座シーンの裏側を明かす
9月29日放送の「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」(フジテレビ系)に、歌舞伎役者・四代目 市川猿之助が登場。ドラマ「半沢直樹」(TBS)の制作裏話や、共演した従兄弟(いとこ)・香川照之との関係を語った。
番組に寄せられた10代女性の質問に答える今回の企画。その中でドラマ「半沢直樹」の印象から「歌舞伎役者ってなんであんなキャラ濃いの?」の問いに、猿之助は「歌舞伎っていうのは、良い人でも『絶対こいつ最後ワルだろ』って言うようなワルを見せるわけです。出てきたときに(悪者と)分かんなきゃいけない。だからわかりやすい」と歌舞伎役者が嫌味な役にハマるその理由を説明。
また、大悟(千鳥)から「歌舞伎で言うと(香川は)後輩になるんですか?」の問いには、「後輩。初舞台の順番なんですよ。年齢順じゃなくて初舞台の歳で」と、46歳で歌舞伎界入りした香川は年上だが後輩で、4歳で初舞台を経験している自分(猿之助)の方が年下でも先輩だとコメント。
ノブ(千鳥)から「敬語とかタメ口とかは今はどうなってるんですか?」と聞かれると、猿之助は「普段はタメ口で、楽屋入ると敬語。敬語っていうか丁寧語ですね。『何々ですか?』みたいな」と、香川との関係性を語った。
さらに、ドラマ「半沢直樹」シーズン1最大の見せ場である大和田常務(香川照之)の土下座シーンについて猿之助は、「中車さん(香川)が土下座のシーン。あれもう(実際は)30分ぐらいしてたんですって。(香川が)言ってたのは『大和田(常務)はやっぱり土下座できない』って言ったら、監督が『どうしてもしてくれ』って。『じゃあ(大和田の)気持ちになったら。僕そんなすぐできませんよ』って言って、20分かかったんですって」と伝説の土下座シーンの裏側を明かした。
次回の「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」は10月6日(火)夜10:00より、ゲストに俳優の野村周平を迎えて放送予定。