楽しみと不安の半分半分の気持ち
――「マリーミー!」出演の話が来た時のお気持ちを聞かせてください。
久間田琳加:一言で表すと、うれしかったです。私自身、漫画を読むことが大好きで、いつかその世界観を実写として演じてみたいという思いがあったので、出演のお話をいただいたときは、ドキドキしてとてもうれしかったです。
でも、同時に連続ドラマの出演が初めてだったので、不安も感じていました。なので、楽しみと不安の半分半分の気持ちで本読みを迎えました。
瀬戸利樹:僕は、最初に「大丈夫かな?」という思いがありました。「国家公務員とニートが結婚します」という話を伺ったときに「あ!僕はニート役ですか?」と聞くと、国家公務員役と言われたので、「え!?」という驚きと不安が込み上げてきました。というのも、台本を読ませていただいて、真面目なイメージのある国家公務員という役柄に加えて、心の真っすぐさや誠実さを、ちゃんと演じられるかなという不安の方が大きかったです。
――お二人とも、出演の喜びに加えて不安も感じられていたようですが、実際にそれぞれの役を演じてみて難しい点はありましたか?
瀬戸:国家公務員という役を演じる上で、普段使わないような言葉が出てくるので、そこは難しかったです。
久間田:私は、演じる難しさというか…もう全てが不安でした。現場の雰囲気や、どんな段取りで進んでいくのか、共演者の方と仲良く接することができるのか、監督の言われることに応えられるのかなど…多くの不安と戦っていました。
でも、その中でも“監督が言ったことをより理解して、それをちゃんと反映できるようにする”というのは自分の中で心掛けていました。自分が「わーっ!」となっても「監督の言うことを演技に反映すればきっと大丈夫だ!」という思いで日々演じていました。