海宝直人、黒羽麻璃央に聞く!恋を読むvol.3『秒速5センチメートル』朗読劇の魅力
ラブストーリーの朗読劇シリーズ「恋を読む」、vol.3となる今回は新海誠監督の「秒速5センチメートル」を紡ぐ。互いに惹かれ合いながらもすれ違う、切ない恋を描いたラブストーリーだ。多岐に渡るジャンルのトップランナー15人が、5組に分かれて本作を届ける。主人公の青年・遠野貴樹役を演じる豪華キャスト陣の中から、「恋を読む」に初出演の海宝直人と、3度目の出演となる黒羽麻璃央に、朗読劇の魅力などを語ってもらった。
朗読劇では原作のアニメ+αで、よりわかりやすい物語に
——「秒速5センチメートル」の朗読劇に出演すると決まったときの感想を教えてください。
海宝直人(以下・海宝):お話をいただいて原作のアニメーションを観たのですが、内面の部分をすごく繊細に伝えていて、そこが素敵だなと感じました。この作品を朗読劇という形で、果たしてどのように伝えていくのかという過程にとても興味を持ったというか、おもしろい試みだなぁ、と。これからお稽古なのですが(取材日は9月末)、すでに楽しみです。
黒羽麻璃央(以下・黒羽):「恋を読む」シリーズは3度目の出演ですが、「秒速5センチメートル」はこのシリーズにぴったりな作品だと思います。新海監督の映画の中でも、生身の人間が演じる題材としてすごく合うと思ったので、遠野貴樹を演じるのが非常に楽しみです。
——原作はアニメですが、そこから朗読劇に変換されることで、新たなアプローチが加わっていると思います。脚本を読んでみての感想は?
海宝:現時点ではまだ準備稿ですが、「言葉で伝えていく」というところで新しい要素が入っていて、そこを膨らませているなと感じました。内面世界の表現が多いので繊細さが必要ですし、キャラクター自体が比較的寡黙なので、これから始まる稽古の中で様々なことが定まっていくでしょう。
黒羽:アニメーションに+αで増えているセリフが多くて、その分、アニメよりわかりやすいかなと思います。生身で演じる上で、より演りやすい環境になっている気がしました。アニメのストーリーは複雑ですが、そこを朗読劇ではわかりやすく伝えているんじゃないでしょうか。
【原作】新海 誠
【脚本・演出】三浦直之(ロロ)
【出演※出演日順】
入野自由×桜井玲香×田村芽実/海宝直人×妃海 風×山崎紘菜/前山剛久×鬼頭明里×尾崎由香/梶 裕貴×福原 遥×佐倉綾音/
黒羽麻璃央×内田真礼×生駒里奈/(全日程出演)篠崎大悟(ロロ)、森本 華(ロロ)
【公演日程】10月21日(水)~25日(日)
【会場】ヒューリックホール東京
一般前売りチケット発売中(※先着順)
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=543350