郷ひろみ、ジャニー喜多川氏への思いを明かす「『ありがとう』の一言しか…ないなって思いますよね」
中居が「3年で移籍しようと思ったのはどういう経緯だったのかなって、やっぱ思います」と言うと、郷は「ジャニー喜多川という人に愛情もって育てられていて、でもきっと僕自身、今度は本当に次のステップに向かう時なんだろうな。僕はもっとやればできるのかもしれないなって。ある意味、ジャニーさんの目の届くところで僕が成長していくよりも、違うところで自分が自分自身を成長していかなければいけないのかなって」と当時の心境を明かした。
ジャニーズ事務所を離れてからはジャニー氏とは、ほとんど会うことはなく、現場であいさつをする程度だったという。「でも、覚えてませんか?」と切り出した郷。「僕に気を使って、僕に言ってくれた。僕、一生忘れない」と中居が、6年前の「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)のリハーサルで中居から声をかけられたことを明かした。
ジャニー氏の郷に対する思いを聞いていた中居は、「ひろみさん、もしタイミングとか環境もあると思いますけど、ジャニーさんに一本電話してもらって、ひろみさんの声を直接聞かせてあげてくれませんか?っていうお願いをひろみさんに」と声をかけたという。
中居は「僕は分かんないじゃないですか、経緯、過程とか知らない世代だったので。僕なんか(ジャニー氏と)会う機会、今までは毎月のように会ってたのが、何カ月に一回、一年に一回とかになったりして。(久しぶりに)会うと、あぁちょっと元気なくなってきたかな、声が出なくなってきたな、っていうのを感じてたりすると、それがジャニーさんにとって喜ぶのかどうか、分からないですけど。連絡して『元気?』でも…していただきたいなと思って」と、郷にジャニー氏の連絡先を伝えたという。
番組では詳細を伏せたものの、中居からジャニー氏の郷に対する深い愛情のエピソードが伝えられると、郷は涙を流していた。
ジャニー氏の思いを知った中居は、郷との間をつなげたかったと胸の内を明かした。
「連絡してくれたんですか?」と聞いた中居に、頷いた郷。「残念ながらつながらなかったですね。それっきり話はできてないですけど、2回か3回は電話したかな」と会話することはなかったと明かした。
郷は「僕にとっても忘れられない存在はジャニー喜多川なんですけど、同じようにきっと僕のことはずっと忘れられないだろうなとは思ったし」と語った。
中居から「そのとき電話がつながっていたら、何を伝えたかったですか?」と聞かれると、「何て言ってたんでしょうね。やっぱり、ありがとうの一言しか…ないなって思いますよね。僕が今日、ここにこうしていられるのはジャニー喜多川のおかげですよ。この番組にこうして、ここにいられるのは。と僕は思っています」とコメント。
中居は「ジャニーさんとの思い出だとか、教育だとか学びだとか、思いっていうのを、今のこのオンエアをジャニーさんに見てほしかったです。今ひろみさんもこういう思いでしたっていうのを、見てもらいたかったですね」としみじみ語った。
番組の最後には「郷ひろみ金スマSPライブ!」として、「男の子女の子」「お嫁サンバ」「GOLDFINGER’99」などヒット曲メドレーを披露した。
視聴者からは「郷さんいい歳の取り方してますね」「ジャニーさんとのつながらなかった電話、悔しいだろうな」と反響があった他、「中居くんのやさしさに涙が出た」などの声も寄せられた。