フジ震災特番のナレーションに中井貴一と広末涼子
'11年12月30日（金）に放送される「わ・す・れ・な・い～東日本大震災・命の記録」（フジテレビ系）で、中井貴一と広末涼子がナレーションを務めることが分かった。
同番組は、'11年3月11日に発生した“東日本大震災”の全容を伝えるドキュメンタリー特番の第2弾。今回は自らの命を守り抜いた人々、家族や仲間を失った人々へのインタビュー取材を基に、被害の実状を克明に検証していく。'11年8月に放送された第1弾では、宮崎あおいがナレーションを担当したが、今回は中井と広末がバトンを受け継いだ。
番組について、大野高義プロデューサーは「8月に第1弾を放送しましたが、まだまだ伝えきれていない多くのことがありました。1万5000人を超える方々が亡くなった大震災、その命の数だけ、さらにそのご家族の数だけさまざまな思い、教訓、無念…伝えるべきことがあると思います。ほんのわずかでもそうした方々の思いを伝えることで、私たちが何をすべきかを学び、そして、2011年を決して“わすれない”と改めて感じていただければと思います」と語る。
また、ナビゲーターを務める小倉智昭は「“ことしの言葉”で“絆”という言葉が選ばれるなど、発生から9カ月がたって表面的にはいろんな絆が築かれているかもしれません。しかし、ボランティアの数も減っていますし、やらなければいけないことも進んでいない」と、今後の課題を明確にし「被災者の皆さんにとっては、冷静になった今、今後の生活を考える段階で逆にご苦労が増えているんじゃないのかな」と率直な思いを明かした。続いて安藤優子は「実際に被災された方々の心の動きというのは、私たちも極めて敏感に感じ取っていかなくてはいけないこと。終わることのない悲しみの中で、9カ月の時間の節目が私たちとはまったく別の物として存在しているということを、少なくとも私たちは知っておかなくてはいけないと思います」とメッセージを送った。
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12月30日（金）夜6.00-8.54 フジテレビ系
