本田望結と小芝風花が「スケート靴の約束 名古屋女子フィギュア物語」で華麗なスケーティングを披露!
12月25日(水)にテレビ東京系で放送されるテレビ愛知開局30周年記念ドラマ「スケート靴の約束 名古屋女子フィギュア物語」の完成披露試写会が11月11日に都内で行われ、出演者の別所哲也、本田望結、小芝風花、かたせ梨乃と麻生学監督が出席した。
本作はフィギュア王国・名古屋を舞台に描く本格フィギュアスケートドラマ。二人のオリンピック銀メダリスト・伊藤みどりと浅田真央などトップスケーターを輩出した名古屋の「大須スケートリンク」を舞台に、少女スケーターと家族の絆を描く。撮影のほとんどは名古屋スポーツセンター(大須スケートリンク)をはじめ、大須商店街や中部国際空港、愛・地球博記念公園など名古屋を中心とする愛知県内で実施された。
この日、母親のさとみを演じる安田成美は舞台公演のため欠席だったが、安田は「私にとっても心に残る作品となりました。娘役の二人の演技力に驚き、逆に引っ張っていただきました。雰囲気もよく、とても順調で、名古屋のロケは楽しませていただきました。」とメッセージを送った。
別所は「自分の夢をスポーツで追いかけることの喜びと厳しさというものはかけがえのないものです。けれども、自分が親を演じてみて、子供にやらせるのは、子供にとってだけでなく自分にとっても新たな決断なんだなと感じました」と、父親を演じた心境を明かした。
物語を盛り上げるのはフィギュアスケートのシーン。娘役の本田望結と小芝が吹き替えなしで披露したスケーティングは見どころの一つとなっている。姉の葉子にあこがれ、フィギュアスケートを始める次女・紗綾を演じる本田望結は、「スケートがすごく好きなので、本当に幸せでした。スケートは家族やコーチやまわりの人が支えて応援してくれるからできるスポーツなので、スケートの素敵さが伝わればうれしいです」と本作とスケートに縣ける思いを語った。
また、小芝は事故で目が見えなくなり、スケート選手生活を断念する長女・葉子を演じる。「コーチもつけてもらってすごく練習しました。2年前までできていたことができなくなってしまって、すごくショックでしたが、何とかここまで勘を取り戻すことができました」と、スケーティングシーンの苦労を明かした。また役については、「葉子の前向きな姿勢とか家族を思いやる心は、私も見習わらくてはいけないと思いました」と語った。
紗綾と葉子のスケートのコーチを演じたかたせは「子役の二人がいなかったらこのドラマは成立しなかったと思います。コーチは選手と出会ったときが点でそれを線にしていかなければいけない。才能に懸け、それが実現したときに世の中を感動させるというプライドをもって役を演じていました。そして、大須スケートリンクはマンションの2階がスケートリンクで、本当にこんなとこにあるの!?とびっくりしました(笑)」と明かした。
同作には伊藤みどりや浅田真央の姉・浅田舞も特別出演している。また、本田の実姉の本田真凛もライバル役として出演し、華麗なスケーティングを披露している。本田望結は「伊藤さんからは直々にダブルアクセルを教えてもらって、本当の先生みたいで、撮影以外のところも楽しかったです。そして、お姉ちゃんはスケートで憧れの存在だったので、演技するところを初めて見られて、幸せでした」とうれしそうに語った。