小栗旬が死者と対話する刑事に!? 「BORDER」でテレ朝連ドラ初主演!!
4月にスタートする木曜ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)で、人気俳優・小栗旬と直木賞作家・金城一紀氏がタッグを組むことが分かった。今作が小栗にとってテレビ朝日では初の主演連続ドラマ作品となる。小栗は「最初に金城さんから全話のプロットをいただき、それに準じて物語を進行させていくとうかがっています。これは今のドラマのシステムでは考えられないようなありがたいことですし、作品と役柄の設定自体もすごく面白いと感じたので、ぜひ参加したいと思いました」と明かした。
同作は、「GO」や「SP 警視庁警備部警護課第四係」などの大ヒット映像作品の原案・脚本を手掛けた金城氏が書き下ろした新作刑事ドラマ。本作を書き下ろすにあたり、金城氏は小栗が主人公を演じることを念頭にキャラクターを完成させた。そのキャラクターとは、“死者と対話できる”特殊能力を手にした刑事・石川安吾。望まずして命を落とした被害者から証言を聞き出し、神の領域に足を踏み入れてでも事件を必ず解決しようとする男だ。生と死、正義と法、情と非情…さまざまなBORDERで葛藤しながらも、被害者の無念を晴らすために立ち向かっていく石川を、小栗が深く魅力的に演じていく。共演は青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一、野間口徹、浜野謙太ら。
人の死に鈍感になっていた刑事・石川は、ある銃撃事件で頭部に被弾し、死亡してしまう。その後、奇跡的に蘇生した石川には死者と対話できる特殊能力が備わっていた。しかし、死者と対話できるタイムリミットは、死体が荼毘(だび)に付されるまでのわずかな時間。石川は被害者の無念を晴らすべく、“神の領域”に足を踏み入れ、タイムリミットまでに事件を解決しようと奔走する。ファンタスティックな要素とコミカルさと、“生と死”に向き合う厳かさが交錯し、ラストではほろりと泣ける一話完結型のオリジナルストーリーで、人のあらゆる感情を揺さぶる禁断の捜査と斬新な世界観が、視聴者にかつてない刺激を与える。また、本作同様に石川を主人公に据え、コミック(マンガ=小手川ゆあ、原作=金城一紀)、小説(著=古川春秋)でも、それぞれ全く異なるストーリーを展開する“BORDERプロジェクト”も進行。3つの世界で見せる石川の別の顔も併せて期待が集まる。
主人公・石川役で主演を務める小栗は「石川安吾という役は僕のイメージに合わせて書いてくださったそうですが、僕自身も彼の出世欲とそれが死を一度経験した後に変化していく点には共感できます。ただ、石川は冒頭から頭を撃たれ、死者の姿が見えるようになるというとんでもない状況に追い込まれてしまう。『こればかりは実際に演じてみないと分からないな』というのが、いまの正直な気持ちです。なので、第1話の石川同様、僕自身もまずは特殊能力を持ってしまった状況に戸惑い、疑い、そして揺れたいと思っています。と同時に石川を演じ続けていくためには、彼が遭遇している信じがたい状況を“信じる力”が必要になってくるなとも感じています」とアピールした。
また、原案・脚本を務める金城氏は「刑事ドラマは世にたくさんありますが、他とは明らかに違う世界観の作品を手掛けたい。そして小栗旬という素晴らしい俳優と仕事がしたい。この二つが『BORDER』という企画の原点でした。生者と死者のBORDER(はざま)にいる主人公の石川安吾は必然的に陰影に富み、難しいキャラクターですが、彼を演じられるのは小栗さんしかいないと思いました。自分でも驚くほど映像化は難しいと思われる冒険作を、キャスト・スタッフの皆さんがどう料理してくださるのか、期待は募る一方です。今回は素晴らしい監督、面白い役者さんがそろいましたし、撮影現場でどんどん遊びを加えながら、脚本を超えるドラマ『BORDER』を作っていただきたいです」と期待を込めた。
4月スタート
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送