最後の「オンバト」チャンピオンにジグザグジギーが輝く!
3月22日に放送された「オンバト+ 第4回チャンピオン大会」で、ジグザグジギーが決勝でS×Lと風藤松原を抑えて優勝を納めた。今回、11組のコンビによって予選が争われ、914キロバトルという最高得点で決勝に残ったジグザグジギーは、決勝でも他2組を寄せつけない一番の得点を獲得し、チャンピオンの座を獲得した。
'99年に始まり、数多くの人気芸人を輩出して若手お笑い芸人の登竜門だった「爆笑オンエアバトル」。'10年からは「オンバト+」としてリニューアルされた同番組が、今回の「チャンピオン大会」をもって15年の歴史に幕を下ろした。最後のチャンピオンとなったジグザグジギーに優勝後のインタビューを行った。
優勝した直後の心境を、ツッコミ担当の池田勝は「今までいろいろ賞レースに出させてもらいましたけど、1位になったことがなかったので、ガッツポーズしている自分に酔いしれていました。今までのチャンピオンは1年間余韻がありますけど、ぼくらは一生余韻を楽しめますね」と語った。ボケ担当の宮澤聡は「確実にウィキペディアには書かれますね!」と喜ぶ。
優勝報告をしたい相手を、池田は「ぼくは最近まで芸人やっていること親に隠していていたんです。昨年初めて芸人をやっていることを言って、ことし早速チャンピオンになれたので、親に電話して報告したいです」と真剣な思いを明かす。宮澤は「通っている病院の先生ですね。数日前から39度くらいの熱があったので、強めの解熱剤を出してくれた先生に『ありがとう』を言いたいです。弱めのやつなら優勝してないですから」と話して笑いをとった。
今回、司会のタカアンドトシも“センスのコント”と評したほどの見事なコントを披露した2人。池田は「今回はセンスで固めていこうかなと思っていました。決勝のテーマは『卒業』で、最終回を意識したお客さんにこびを売りました(笑)。最後に登場した『NHK子』も普段やらないんです」とほほ笑む。宮澤は「2本とも比較的新しいネタで、自分たちの中でも新鮮な思いでできたんで、それが勝因かもしれません」と分析した。
最後に池田は「NHKでコント番組やらさせてもらいたいです! 冠番組もやりたいですけど、もっと名刺代わりにコントをいっぱい見せて、将来的には自分たちの番組をやりたいです」と希望を語った。
「オンバト+」の終了で、若手のネタ番組がまたひとつなくなるが、NHK総合では3月28日(土)の夜に「爆笑シャットアウト!」というバナナマンが司会のネタ番組を放送。50人の審査員が「シャッター」のついた帽子をかぶり、ネタが面白くなければ「シャッター」を下ろす。10人以上のシャッターが下りたら「シャットアウト」となって、ネタの強制終了となる。
3月28日(金)
夜0:30-1:20
NHK総合にて放送