藤岡弘、が一喝「アクションスターを育てる映像業界ではない」
8月2日(土)に、藤岡弘、が“ガチ”のアクションスターについて熱く語るオリジナル特番「藤岡弘、ガチ・アクションスター道」が、CS放送の洋画専門チャンネル ザ・シネマにて放送される。
藤岡は、番組収録を終え「スタントマンを使わずアクションをやってきた役者として、相通じるものがあった」と国境を越えて共通の感覚を持っていることに感激したよう。総合武道などを体得したうえで、“ガチ”の映像を見せることにこだわってきた藤岡は「絶えず精神、肉体を強化し、己を磨き続けること」がアクションスターとしての必要な備えであると語った。また「最近、芸術的な映像作品が増えたが、もっといろんなジャンルの作品があっていいと思う。かっこつけて人気があっても、ごまかしは通用しないから表面上だけではだめ。ハリウッドに呼ばれた時に『本物の銃を持ったことはありません』だとかっこ悪い。いろんなことに挑戦し、“実”を知ってほしい」と将来の映像界を担う若手俳優たちに厳しいエールを送った。アクションスターと呼ばれる人材が出てこない昨今については「アクションスターを育てようとする映像業界ではなくなってきている。日本は平和過ぎる。世界はそんな甘くないよ」と日本の映像業界の未来を危惧した。一方、ハリウッドの映像界については「迫力あるリアルな映像を作ろうとするスタッフと技術が結集している。緊迫した現場で、一人ひとりが誇りをもっていて、製作者魂があり、『ハリウッドの映像業界を盛り立てよう』とする気概がある」と映像に懸ける製作陣の意志や技術が魅力的だと熱く語った。
今回の番組収録で語られたアクションスターの中で一番好きな俳優を聞くと「シルヴェスター・スタローンはすごい。あの年でも、いろんな挑戦をして、気迫を維持し失っていない。いつも戦闘モードでいる気迫が好きだし、年なりの魅力を醸し出している」と同い年のアクションスターだからこそ鼓舞されると明かした。
現在、ザ・シネマでは「ガチ・アクション祭り」と題し、7、8月連続でアクション映画特集を実施しており「ガチ・アクションスター総選挙」を開催。藤岡が好きなシルヴェスター・スタローンも出演する「エクスペンダブルズ」シリーズの11人の俳優に加え、トム・クルーズやスティーヴン・セガールら総勢13人のアクションスターから視聴者が選ぶ“最強のアクションスター”の投票を受付中だ (8月18日18:00まで)。
8月2日(土)夜8:45~9:00ほか
CS放送 ザ・シネマにて放送
出演=藤岡弘、
「ガチ・アクション祭り」
≪特設HP≫http://www.thecinema.jp/sp/summer2014/