深田恭子初の弁護士役で主演!バディは寺島しのぶ
TBSでは10月期の火曜ドラマ枠で「女はそれを許さない」を放送することが分かった。あるトラウマから法廷に立てなくなったペーパー弁護士と、優秀だが勝利にこだわる余りグレーな手法を使い弁護士会を追われたセレブ弁護士。そんな2人がタッグを組み、仕事に人生に格闘するヒューマンドラマだ。
主演は深田恭子。過去に法廷で大失態を演じ、そのトラウマから弁護士を続けることをあきらめかけた主人公・岩崎麗を演じる。深田は、'11年10月期「専業主婦探偵~私はシャドウ」以来3年ぶりのTBS連ドラ主演で、自身初の弁護士役となる。一方、弁護士としてはずば抜けて優秀で セレブな生活を送っていたが、グレーな手法を使ったがゆえに弁護士会を追われることになった海老沢凛香を寺島しのぶが演じる。寺島が民放の連続ドラマに出演するのは6年ぶり(テレビ朝日系「四つの嘘」以来)。そのほか、研修中の新人弁護士・滝口泰輔役に溝端淳平、凛香が所属していた大手弁護士事務所の後輩弁護士・工藤誠司役に吉沢悠、エリート弁護士で凛香の元カレ・葛城雄二役に加藤雅也、凛香の元上司・児玉義勝役に竹中直人、凛香の行きつけのバーのオーナーで実はゲイの蝶野薫役に松重豊という顔ぶれがそろう。
岩崎麗(深田恭子)は弁護士になって初の裁判で自分のミスから依頼人を傷つけ、そのことで自分も傷つき、弁護士を辞めてしまう。「弁護士に向いてなかったんだ…」と思いつめた彼女は、それ以来“人を助けること”とは無縁のアルバイトをして食いつないでいる。借金も抱え、人生にも仕事にも生きがいを見つけられず、むなしい日々。しかし彼女には自分でも気づいていない“才覚”があった。一方、弁護士業界最大手の事務所に所属し、次期幹部候補ともうわさされるエリート弁護士・海老沢凛香(寺島しのぶ)。ドライな性格で「勝たなければ意味がない」と強引な手段で勝訴に持ち込むことも多い。ところがある案件で使った強引な手段が明らかになり、事務所をクビに。ピンチのときに誰も助けてくれないことにがくぜんとした凛香は、弁護士会を退会し、法廷に立てなくなってしまう。弁護士としての信用を取り戻すためには、多くの勝訴案件に関わり信用を積み上げるしかない。手腕はあるのに弁護士として活動できない凛香は、ふとしたことで知り合った麗が弁護士資格を持っていることに目をつける。麗を思い通りに動かすことで、なんとか自分の弁護士資格を取り戻そうとするが…。
人生の岐路に立つ31歳の麗と41歳の凛香。決して逃れられない“年齢の変化”と“状況の変化”を目の前にし、居場所を失った二人はそれぞれ“幸せ”をつかもうとあがき始める。弁護士資格はあるが過去のトラウマから1人では法廷に立てない麗、超優秀だが資格を奪われやはり一人では法廷に立てない凛香。麗と凛香は二人で一人前。そんな二人は、弁護士として、女性として、幸せをつかみ取ることができるのか?
メーンの演出を務めるのは映画「ニライカナイからの手紙」('05年)、「君に届け」('10年)などを手掛ける映画監督・熊澤尚人。10月11日(土)には「近キョリ恋愛」の公開も控えるなど今注目の監督だ。今回初めてテレビドラマの演出を手掛ける。脚本は「100回泣くこと」('13年)や「ソラニン」('10年)など映画界で活躍する高橋泉。昨年公開の「凶悪」で第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した実力派で、高橋もこれが初の連続ドラマ作品となる。
ほろっとして、グッとくる…女性が楽しめる新しい本格派ドラマが誕生に、主演の深田「弁護士役は初めてですが、弱きを助け、依頼人の再チャレンジに手を差し伸べていく主人公、麗を演じられることを楽しみにしています。視聴者の皆さんにも毎週胸のすくようなドラマお届けしたいと思っていますので、楽しみに待っていてください」と意気込みを見せている。
10月21日(火)スタート
毎週火曜 夜10:00-10:54
TBS系にて放送