松本人志『もう少し、地味に始めたかった』!新番組「松本家の休日」収録風景解禁
松本人志の約21年ぶりとなる関西レギュラー番組「松本家の休日」(ABC)の初回収録・会見が行われ、松本、雨上がり決死隊・宮迫博之、たむらけんじ、構成作家・さだが登場した。
「松本家の休日」は、タイトルにもある通り松本、宮迫ら“松本家”が休日に1万円でどう遊ぶかを追うバラエティー。おかん・松本、おとん・宮迫、長男・たむら、長女・さだの4人からなる“松本家”が、毎週、家族会議を行い“1万円で何をするか”についておかしくも真剣に話し合う。使い道が決まったら、関西の街へと出掛ける。4人がそれぞれ昭和なおとん、おかん、小中学生の衣装を着て関西をうろつくシュールでレアな映像も見どころの一つだが、“お笑い界のカリスマ”松本が1万円でどう楽しむのか、というところにも注目が集まる。
初回収録では、大阪・大阪城公園から水上バスに乗り、日本橋界隈をブラブラしながら、シュウマイで有名な「一芳亭」を目指した。オープニングトークでは、旧知の4人が和気あいあい。松本が「みんなで遊ぶような、ふわ~っとした番組がしたかった。でも、ヤフーのトップニュースに載って大々的になってしまって、かなんわ~」と苦笑い。宮迫も「2人で飲みながら『大阪でふわ~っとした番組をやりたいなあ』と言ってたら実現した」と番組が誕生した秘話を告白。「もう少し、地味に始めたかった」と戸惑い気味の松本だが、「どちらかといえば、収録終わりの方が楽しみ」と、大阪の夜を楽しみにしていることを明かす。しかし、「羽目ははずせない。“ママ友”が東京で(写真週刊誌に)撮られてるし(笑)」と、相方への戒めともとれるような自虐ネタで盛り上げた。
大阪のABC本社をスタートした一行は、番組予算1万円を手に、松本が行きたいという「一芳亭」を目指し、大阪城公園にある船着き場で水上バスに乗船。だが、水上バスは一同が想像していたような大きなものではなく、小さなオープンエアータイプの船で、これには「しょぼっ!」と仰天。だが、水上バスが出発すると「ちょうどいい季節やな」と、風を感じて、一同もご満悦。川岸の人々に手を振るなど満喫していた。水上バスが道頓堀近辺に差し掛かると、川岸のギャラリーとの距離も近くなり、ますます大きい歓声が彼らを待ち受ける。「ダウンタウンの松本さんやで!」とわざわざ紹介するたむらには、松本も「言わんでエエ!」と怒るが、ギャラリーに新番組の放送日時を宣伝すると「それは言ったほうがエエ!」とまんざらでもない笑みを浮かべた。なんばの船着き場で下船した一行は、日本橋の狭い路地をブラブラ。昭和の香り漂う狭い路地でゲームに興じたり、インスタントラーメン専門店でラーメンを食べたりと街ブラを楽しみ、今回の目的地で念願のシュウマイを味わった。
収録後の会見では、松本が開口一番「きょうは、持ってるもの全てを出しました(笑)。僕のパターンは全て出せたと思います(笑)」と話すと、「そんなに頑張りはったんや」とたむらがびっくり。だが、宮迫は「おかあちゃん(松本)の面白いところが全部出てたよ。すごいよ。今までおかあちゃんが出た番組のなかで一番面白かった!」と盛り立て、「これを見れば、おかあちゃんの全てが分かる!(笑)」と豪語する。また、松本は「素人の方とも絡みましたけど、大阪は特有のノリがありますね。面白いなあと思います」とロケの感想を明かした。番組では長男のたむらがリードしていくとあって、松本から「よろしくお願いしますよ」と言われたたむらは「松本さんは大阪を出てから長いので、知らない所もたくさんあると思うので、それを紹介したい。松本さんが大阪の人と触れ合うところも出していきたい」と意気込みを語る。さらに、「きょうは松本さんが何十円単位でお金に悩んでいるところを見ました」と驚くが、宮迫は「昔、松本さんと服を見に行って、何軒も回って最後の店で『これエエなあ』というのを見つけたけど、“7900円”に『これは手が出んわ』と言ったので、びっくりした(笑)」と話すと、松本は「庶民の感覚を持ってる自分でいたいんや」と謎のアピールをしていた。
今回は4人で街を巡るという内容だが、最後に松本は「以前に東京で、1人でうろうろして、一般の方との絡みもある番組を半年ほどしたのですが('08年のTBS「松本見聞録」)、実は僕、尋常じゃないぐらい人見知りだと、初回で気付いたんです(笑)。あれは2度とせんと。それを踏まえて今回は、ガッチリ脇を固めてもらいました(笑)」と告白。これには宮迫も「きょうも日本橋を歩いてたら、後ろから足音が近付いてくるたびに、ビクッと振り返ってた(笑)」と暴露していた。
10月9日(木)スタート
毎週木曜夜1:39-2:14
ABCにて放送