4月のドラマ24は岡田将生×鈴井貴之のコメディー
テレビ東京系の金曜24時枠「ドラマ24」の4月クール作品が『不便な便利屋』に決定した。主演は岡田将生。脚本・監督は、「水曜どうでしょう」('96年ほか、北海道テレビ)などを企画している鈴井貴之が担当する。
同作の主人公は、脚本家の竹山(岡田)。竹山は北海道・富良野へ向かうが、その道中の夜、吹雪に見舞われバスが立ち往生。空腹を満たすために立ち寄った居酒屋で大いなる勘違いに巻き込まれ、酔っ払って財布も携帯電話も失ってしまい、その町にしばらく滞在することに。そして、ひょんなことから、おせっかいを絵に描いたような松井、離婚歴3回の梅本と共に、便利屋を営むことになる。まったくかみ合わないトンチンカンな男3人が、奇想天外で“ズレた”ストーリーを展開していく。鈴井貴之が手掛けることもあり、オール北海道ロケで撮影される。
主演の岡田は、「北海道の撮影がとても楽しみです。周りにはベテランの方々がいて、監督には鈴井さんという何が現場で起こるか分からない、どんな事が待っているのか楽しみでしょうがありません。どんな事にも柔軟にいようと思っています。そして、この枠(ドラマ24)のファンだったので自分がやれる幸せをかみしめながら最高のドラマにしたいと思っています!」と意気込みを語った。
また、脚本・監督の鈴井は、「不便はすてきだ。不便だから人は考え汗をかく。田舎は不便だ。でも田舎はすてきだ。都会に住む人々が、便利と引き換えに捨ててしまったモノがたくさんある。例えば時間。田舎では、時がゆっくりと流れている。答えを出すのに急ぐ必要はない。じっくりと考えれば良い。そして最善の答えを見つければ良い。温泉宿を想像してもらえば分かりやすいのかもしれない。温泉宿は大概田舎の離れた場所にある。湯に浸かり癒やされる。でも一番の魅力は、何にも急かされないことだと思う。そんな時間の流れに身を委ねてみたら人はどう変わるのだろうか。そんなことを物語にしたいと思った。ただこれは単純な田舎賛美の物語ではない。ゆったりとした時間の中のドタバタ劇。せわしない主人公たち。矛盾する世界。だから不便な便利屋なのだ…なんてね」と本作の魅力をコメントした。
4月スタート
毎週金曜夜0:12-0:52
テレビ東京系にて放送