「R-1」直前インタビュー【アジアン馬場園】
一人芸の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2015」の決勝が、2月10日(火)夜7時からフジ系で放送される。放送直前に、9人の決勝進出者をそれぞれ直撃。芸歴17年目で、隅田美保とのコンビ「アジアン」として活躍してきたが、今回はピンで決勝に臨む馬場園梓に話を聞いた。
――コンビで長く活躍されてきた馬場園さんが、ピン芸でどんなことされるか非常に興味があります。ピンで出場されることには、どんな思いがあったんでしょう?
「ありがとうございます。(今回「R-1」に出るのは)今までやったことのないことに挑戦してみたいという気持ちももちろんありましたし、どれだけできるのかっていうのを確かめたいという気持ちもありました。でも、やっぱりそうですね…。コンビを組んでいる隅田が今婚活をしているんですが、もともと隅さんは、結婚願望がめちゃめちゃ強くて、NSCでコンビを組んだ時に(隅田が)『私、結婚したら家庭に入ります』って言ってたんです。それで『もう、“ブス”ってイジらんといてな』ってNGが出たから、ちょっとホンマにやばいかもと思って。もしうまくいって結婚してね、『もうあたしお笑い辞めるわ』って言われたらどうしようっていう危機感はすごくあるんです」
――そんな危機感迫る中で、隅田さんからアドバイスや激励の言葉はありましたか?
「全然ないんですよ(笑)。何か最近、(隅田が)若い俳優とすごい飲み歩いてて」
――え!いいんですか、そんなこと言って(笑)。
「(隅田は)すっごい飲み歩いてるんですね。それで何か、“隅田会”っていうのを開いているらしいです(笑)。隅田さん主催の会」
――相方の隅田さんがそんな楽しい会を開いてる間に、もしも優勝したらひとこと言ってあげたいことは?
「そうですね。隅田さんもやっぱり…お金の力借りてでも結婚頑張ってくださいって(笑)」
――決勝に進出が決まった瞬間は、どんな気持ちでしたか?
「いやぁ、本当にうれしかったです。(決勝進出が)決まった瞬間は、もう地球を支配したみたいな感じ(笑)。悪い意味での支配じゃなくて、地球を支配する権利を得たぐらいの気持ちでした」
――馬場園さんにとって「R-1」とは?
「“新たな革命”です!」
――今回は(復活ステージ通過者を除くと、出演順が)6番目ってことで、位置的にはすごく良い位置なのかなと思いました。
「そうですね。本当にエゲツないのが入ってきましたし、敗者からもどんな人が入ってくるかわからないですが、やっぱり自分のまずやりたいなって思うものを決めてやろうと思います。周りが誰やとか、ライバルにこの人がいるとか考えずに、いい意味で流されないでやりたいなと思います」
――馬場園さんほどのキャリアでも、ピンでというのは緊張はありますか?
「緊張しますよ、めちゃめちゃ。でもやっぱり、女芸人の中で、例えば友近とかハリセンボン、渡辺直美や森三中も、全部後輩なんですよ。それで、私は長いこと10年以上関西で(芸人を)やっていて、そのあと東京に来たんですけど、吉本で言うとみんな後輩ばっかりがテレビで活躍してるんです。だから、まだまだ途中なんですよね。認知度も、実力も途中の段階なので、後輩がどんどん出ていく中で、われわれはまだまだで。そういう意味でも、やっぱり(先行する後輩たちに)何か追いつきたいという気持ちもあります。プロレスラーでもそうですけど、下積みが長い人ほどね、技とかキレイさとかにこだわらずに、ホンマに度胸だけでぶつかっていくんです。そういうプロレスが私は好きなので、今までやってきた、積み重ねてきた自分をありのままに全部出して、泥くさい戦いをしたいです。雑草魂をぶつけたいと思います!」
――決勝に向けての意気込みをお願いします。
「行っちゃうぞ、バカヤロー!ですね(笑)」
2月10日(火)夜7:00-8:54
フジ系で放送
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