「花燃ゆ」大野拓朗大興奮!「大河出演うれしかった」
NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」に出演中の大野拓朗へインタビュー取材を行った。
大野が演じるのは松下村塾の塾生・野村靖で、明治維新後は大臣も経験するなど、政治家としても知られている。幕末では吉田松陰のもと、尊王攘夷に傾倒し、兄・入江九一とともに投獄されるなど、過激な印象を受けるが、明治維新後は岩倉使節団の一員として渡欧するなど、時代が変わってもなお、国への思いを糧に行動を起こした人物だ。
この役柄について、大野は「“成長”を見せられる役どころですね。天真爛漫さ、青さが残ることもあって、愛していた松陰先生が亡くなり、一番傷つくのは野村なのかな、と。その後、“自分の意志”で国を変えていこうと強くなる」と分析した。
また、自身と重なる部分について、「野村は不器用なんです。熱すぎるというか、純粋すぎるというか。僕自身も不器用なので、一緒に成長していけたら」と向上心を示した。
大野にとって、大河ドラマ出演は初めてとなる。出演について、「とにかく、うれしくって。やはり大河ドラマは日本を代表する役者の集まる作品。そうそうたる皆さんに囲まれてお芝居ができるのがすごく幸せです。1分1秒がとても刺激的です」と興奮を抑えきれない様子。ドラマ「三匹のおっさん」('14・'15年 テレビ東京系)で共演し、芸能界の父と慕う北大路欣也(毛利敬親役)も同作に出演するため、「決まった時、すぐ『ご一緒させていただきます!!』とお電話させていただきました」と笑顔がこぼれていた。
そんな憧れだった大河の共演者について、入江九一を演じる要潤、入江すみを演じる宮崎香蓮とは兄妹役となるが、「3兄妹似てるねって言われるのがうれしい」と大満足の様子。
また、作品の中で憧れる役はあるかとの問いに、「伊藤(利助)さんです。(劇団)ひとりさんがやってらっしゃるというのもありますが、面白い。伊藤というより、ひとりさんになりたい(笑)」と驚きの発言も。「すごく現場を盛り上げてくださるし、お芝居も面白い。僕は人を笑顔にさせたいという志を持ってこの仕事をしているので、ひとりさんのような要素も身につけていけたら」と尊敬の眼差しが止まないようだった。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送