人気芸人・あばれる君のマル秘プライベートに迫る!
【今、最も勢いに乗る若手ピン芸人・あばれる君を直撃!】から続く
――奥さまとの出会いから結婚までを教えてください。
いやー、これは語ったら、絶対に奥さんの味方になると思いますよ。「奥さんかわいそう!」って言われると思います。僕がバカだったんですけど(笑)。18歳で僕が大学に行くために上京して、1個上の奥さんは地元・福島の看護学校に通っていたんです。奥さんは地元に残って、2年間学校に通って、東京に出てきたんですよね。奥さんは2年間、毎週東京にバスで通ってくれましたね。看護学校ですから、アルバイトする時間もそんなにないんですよ。それでも夏休みの間、バイトして貯金して。それを1年間のバス代に充てるというのを繰り返しでやってくれましたね。一方、僕は大学生に成りたてで、派手に遊んでましたね。
――出会いは高校生の時。それが、結婚に踏み切った理由はなんですか?
結婚を決意したのは'13年の3月ぐらいなんですけど、その時はすごく暇で。このままでは人生終わるなと思って、何か起爆剤というかきっかけが欲しかったし、ずっとついてきてくれた奥さんに不義理したら、それこそ男じゃないなと思って。「ゆかちゃん、結婚しようか?」って言ってみたんですよ、イタリアのどっかで、ふらっと。そうしたら、サルがシンバルたたくおもちゃがあるじゃないですか? あれぐらい喜んでくれました。
――結婚してお仕事が増えた感じですか?
その前にネタ番組に出演して。それからちょっとずつ呼ばれるようになったんですよ。ニュース番組の1分コーナーでネタをやったり。それが増えてって、結婚で話題がちょっとできたんですよ。ほんのちょっと、ゆっくりですけど、歯車が回りだした感じですよね。奥さんが「なら婚」(日本テレビ系)で、結構ピックアップしてもらって、今じゃその映像がどこの局行っても流れてます。
――「なら婚」でのサプライズは感動しました! それから奥さまに何かしてあげたんですか?
してあげられてないから、びっくりさせてあげるようなことはしたいですね。具体的には考えてはないんですけど、やるんだったら、ド派手に驚かせるようなことをしたいですね。
――奥さんとのことで思い出に残っていることはありますか?
泣いたことかなー、奥さんが。僕、仕事増えるまで暇で、ずっと家で寝て、ポテチとか食べて、5キロぐらい太ったんです。太るぐらいぐうたらしてたんですよ。日雇いの仕事も午前中で終わるので、その時に頂いた8000円もその日に使っちゃって。朝5時に起きて、夜8時に仕事から疲れて帰ってきた奥さんに「家賃ちょうだい」って言われたときに、「ない」て言ったら、奥さんが「何でないの?」って泣いたんです。その時、結婚しようって意識しました。贖罪(しょくざい)の意味も込めて。(奥さんがいないと)この世にいないですからね、僕みたいな人間は。最近は、僕が本当に変わったって、ゆかちゃんがびっくりしていますよ。僕はずるずるの底を行ってたので、あとは上がるだけなんです。この言葉ってよく聞くじゃないですか? 本当にその通りなんですよ。
――言葉に出して感謝を伝えてますか?
いやー、伝える暇がないというか、伝え方がちょっとひん曲がってるというか…。「どうだ!」みたいな言い方になっているかもしれませんね。「それはかっこ悪いよ!」と言われますね、ゆかちゃんに。ゆかちゃんは僕が朝4時とか5時に出発ときでもエレベーター前まで送ってくれるのに。いつかは恩返しはしたいですね。
――奥さんはあばれる君さんのどこが好きだったと思われますか?
それが分からないんですよ。僕は聞くんですよ「どこがいいの?」って。唯一言うのが「真面目なところ」っていうんですけど。僕は分からないですね、ゆかちゃんが何で僕と一緒にいてくれたのか、今でも。
――お仕事を頑張れる原動力は奥さまですね?
そうですね、でも、そうなんですけど、仕事の時にはあんまり考えたくなかったりするんですよね。奥さんのことを考えると、普通の古張裕起(※あばれる君の本名)に戻っちゃうから。仕事の時はあまり考えないようにしているんです。でも、家に帰ったら、ゴッドファーザーみたいに家族を愛しますよ(笑)。
――今後、やってみたいことはありますか?
楽器とか俳優とか。楽器はまだ何もやってないんですけど、ギターとかピアノとかできたらなと。何か学べたらといいなと思うんです。人間を大きくしたいんで。
――楽器をやりたいと思ったきっかけはあるんですか?
格好いいじゃないですか。でも、楽器にとらわれず、俳優もやりたいし、小説も書きたいです。