芥川賞候補の又吉直樹はラブレターも長文!?
7月4日(土)、「ヒルスパ! 拝啓 ◯◯様」(関西テレビ)が放送される。
同番組では、世の中を動かした手紙や人の運命を変えた手紙といった“手紙”が巻き起こした“手紙”の裏にある人間ドラマを伝える。
美空ひばりが息子へ宛てた最期の手紙や、三浦知良選手がブラジルのサッカー留学中に母へ宛てた手紙、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督がファンへ宛てた手紙などが紹介されていく。
収録は、進行役の八嶋智人に「又吉直樹大先生です!」と又吉が紹介され、「(小説「火花」で芥川賞候補に選ばれたものの)一番後輩ですから。今まで通りでやっていただいていいですか(笑)? 若手芸人として扱っていただいた方が気が楽…」と恐縮する中でスタート。
まずは、愛する人に宛てた手紙が紹介され、又吉が「ラブレターを渡したことはあるけど、僕は長文になる傾向がある(笑)」と明かすなど、スタジオの出演者がラブレターにまつわるエピソードを披露する一幕も。
収録後、八嶋は「僕自身、長文の手紙を結婚10周年の時に妻に書いたんですけど、それ以来あまり書いてないですね。感謝というのはちゃんと文字にした方がいいのかなと番組を見て思いました。
手紙の良さは、文字に書いて残したら自分以外の人たちに何か残るっていうことなんですよね。時間空間を越えていくっていう強さを感じました。人に何かを伝えるために何かを書くっていうときに、自分に向き合うっていう時間がずいぶん大事だと思いましたし、そういう時間が現代社会では薄らいでいるのかなと気付きました」と感慨深げに語った。
また、又吉は「子供のころ、お正月に家族に年賀状が届くじゃないですか。でも小学生の僕にはあまり来なくて。それで『好きな人から届いたらどんな感覚なんやろ?』って思って、好きな人の名前で自分に出したんです。すっごい気持ち悪い行為なんですけど(笑)。そしたら、好きやった子がすごい律儀で、クラスメート全員に出してて、同じ人から2つ来て、家族に僕の気持ち悪さがばれるっていう事件があったのを思い出しました(笑)。
この番組は、手紙の内容ももちろんそうなんですけど、手紙を送る、もしくは受け取る背景も分かるので、そこがすごい面白いですね」と振り返った。
7月4日(土)昼3:00-4:25
関西テレビで放送