女装の渡辺大「頑張って女性らしさを追求」
NHK BSプレミアムで7月29日(水)に放送される宮城発地域ドラマ「独眼竜 花嫁道中」(夜10:00-11:00)の取材会が行われ、主演の渡辺大、栗山千明が登壇した。
本作は、伊達政宗の里“独竜町”を舞台に、寂れた商店街を立て直すために伊達政宗の正室・愛姫の花嫁道中を再現しようとした酒屋さんの息子・藤次郎(渡辺大)の奮闘を描く。
藤次郎はなぜか自身が女装して愛姫の花嫁道中を演じることになってしまい、幼なじみの美貴(栗山千明)や独竜町の町長で女装が趣味の耕造(麿赤児)らと協力してさまざまな困難に立ち向かう。
渡辺は「これまでコメディーをあまりやったことがありませんでしたが、出来上がった作品を拝見させていただいて、笑える要素がいっぱい入っていたので、やったかいがあったかなと思っております。
東北の元気を全国に発信できるような、パワーを秘めた作品であると思いますので、多くの方々に見ていただければ」とアピール。
栗山は「脚本が本当に面白く、私自身どういう形になるのかなと思いながらお芝居をさせていただきましたが、一つのエンターテインメントとして形にしていただけたと思います。
宮城に行ったのが今回の撮影が初めてでしたが、町の方々に支えられながら撮影できました。皆さんが笑っていただける作品になったと思います」と自信を見せた。
作中で、渡辺は父・渡辺謙の出演したNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」('87年NHK総合)で実際に渡辺謙が身に着けた甲冑も着た。渡辺大は「ああいう格好をすると良く似ているねと言われます。サイズはぴったりでした!」と発言。
また女装の際の所作について「甲冑を着けるより白無垢を着る方が大変でした! 最初はつけ爪をやっていましたが、傘が回らなくなるので途中からマニキュアに変更してもらったり、そういうところを工夫したりしました。
地元の小学生から『大きいお姉ちゃんだ』と言われた時に野太い声で『お兄ちゃんですよ』と言ったらむちゃくちゃびびっちゃって。トラウマを植え付けてしまいました…」と反省。
栗山は本作で初めて甲冑姿を披露して「あの甲冑は実は、地元の方が段ボールで作ってくださった甲冑なんです。なのでとても軽く、動きやすく、そして気持ちが強くなる気分がしました。
お馬さんに乗るのも今回初めてで、練習しました! 頭の良い、賢いお馬さんでしたので信頼して乗ることができました」と初めて尽くしの撮影を楽しんだ様子。
また自身の白無垢姿について渡辺大は「精一杯頑張ったと。立つと威圧感があったと思いますが(笑)、頑張って女性らしさを追求していけたかなと思います」。
またやりたいかについては「違う自分になるのは楽しいので、ぜひまた機会があればやりたいです」と意欲を示した。
7月29日(水)夜10:00-11:00
NHK BSプレミアムにて放送