KOC8代目王者にコロチキ!「優勝、やっべぇぞ!」
10月11日、東京・赤坂のTBSでエントリー総数2455組の中から“コント芸日本一”を決める「キングオブコント2015」の決勝戦が行われ、コロコロチキチキペッパーズが優勝し、8代目王者の栄誉と賞金1000万円を手にした。
優勝が決定した2人は優勝賞金1000万円の目録を受け取ると、ツッコミの西野創人は「信じられへんです」と言葉を詰まらせた。
ボケのナダルは結果を聞いた瞬間に泣きだし、しばらく声を出せずにいたが「めちゃめちゃうれしいです。優勝、やっべぇぞ」と声を詰まらせながらも自身のギャグを交えて答えた。
本大会は、コント芸日本一を決める大会。ルールが改定され、これまで準決勝で敗れてしまった芸人が決勝の審査員を務めていたが、ことしは松本人志を筆頭に、さまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズ、バナナマンの設楽統と日村勇紀の5人による審査となった。
直後の会見で優勝した今の気持ちを聞かれ、西野は「びっくりしすぎて、まったく実感がないですね。なんでここにいて、このジャケットを着てるのかも分からないくらい。でも楽しかったことだけ、はっきり覚えてます」としみじみ語った。
一方、ナダルは「僕はあんまり楽しくなくて…緊張感がすごくて、2本目かんじゃったりしてすごく迷惑かけた」と大会を楽しめていなかったことを明かすも「優勝が僕らって呼ばれたときに実感沸いて、お世話になった人とか、いろんなことがよぎって素直にうれしかった」と喜びをあらわに。
また、審査員からの評価を聞いた時の感想を聞かれ、西野は「全部(記憶に)残ってます。松本さんが1本目に95点付けてくれて、『面白かったに尽きる』って言ってもらえたのが信じられない。2本目は僕らはめちゃめちゃ好きなネタで、いろんな人に『あれはやめとき』って言われたりしたけど、設楽さんが95点すぐに付けたって(司会の)浜田(雅功)さんが言ってくれて、夢のようです」と尊敬する大先輩からの言葉に大喜び。
そして、ナダルも「本当に僕も一緒なんですよ。全部一緒。(設楽が)即決で高く付けてくれたのですごく印象に残ってます」と語った。
優勝賞金については、ナダルは公約でも明言していた京都府のやまなみホール(南山城村文化会館)でライブをすることと声高らかに宣言。「村民の血税を削って作ったホールなので。そこでお笑いできたら。僕は本当に田舎出身で、京都唯一の村で南山城村ってあるんですけど、いろんな人にお世話になったので、お笑いで恩返しできたら」とその思いを明かした。
最後にこれから出てみたい番組を聞かれると西野が「ナダルさんは今“いい声の人”なんですけど、人間がけっこう“やっべえぞ!”なんです。だから『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)とかでドッキリとかかけられたら。単独ライブのVTR収録で催眠術をかけたら、めちゃくちゃかかって。そういうのをどっかで見せたい。やばいんで!」とアピールした。
ファーストステージで西野が小学生、ナダルが妖精を演じた「妖精」を披露したコロコロチキチキペッパーズは、設楽が92点、日村が93点、三村が92点、大竹が96点、松本が95点の合計468点を獲得。松本からは「ただただ楽しかった。ナダルが腹立つけどね(笑)」と褒め言葉をもらい、ファイナルステージへ2位通過。
そのファイナルステージには、西野とナダルが卓球部の先輩後輩に扮(ふん)しSURFACEの楽曲「さぁ」を使った卓球のネタで勝負。その結果、設楽が95点、日村が94点、三村が93点、大竹が94点、松本が89点の合計465点とこれまた高得点を取り、総計933点で見事優勝を果たした。