夫・鎧塚氏が語った、川島なお美さん「最期の17日間」
12月24日放送の「独占秘話!女優・川島なお美物語」(フジ系) で、ことし9月24日に肝内胆管がんで亡くなった女優・川島なお美さんの夫・鎧塚俊彦氏が、“激ヤセ会見”と言われたことし9月の会見後、亡くなるまでの17日間の川島さんの闘病の真相を初めて明かした。
がんの闘病を続けていたことし9月7日、鎧塚氏とともにイベントに出席した川島さん。その激ヤセぶりがマスコミを騒がせたが、その時にはがんがかなり進行し、腹水が溜まっている状態だったという。鎧塚氏は「あの時は僕も女房も一番つらかった。3日前に抜いた腹水がまた溜まり始め、『1日でもう(お腹の状態が)戻ったの?』と、僕も女房もショックでした」と、当時の心境を明かした。
9月2日から主演ミュージカル「パルレ~洗濯~」に出演していた川島さんは、公演の合間に再び腹水を抜く治療を受けるなど、満身創痍で舞台に立ち続けた。15日からは長野公演で再び舞台に立ったが、身体はもう限界を超えていたという。亡くなる8日前、16日に鎧塚氏に送ったLINEのメッセージには「かなりかなりやばい。のりきれるかわからない」と書かれていた。17日には「パルレ」を降板。川島さんは、鎧塚氏と2人きりになると「悔しい。もっと頑張れると思っていたのに。舞台を降りたくない」と泣き崩れた。
鎧塚氏は、川島さんが亡くなる当日の24日に起きた“奇跡”も初めて明かした。前日から意識がなかった川島さんが、亡くなる直前にひと時意識を取り戻し、強い目で鎧塚氏を見つめたのだという。鎧塚氏は「僕の目をしっかりと見て、手をグッと握ったその時が、最期の瞬間だったんです。気がついた時には、医師に『10分前に亡くなられていました』と言われて。彼女は最期の最期まで、生を全うした。川島なお美っていうものを演じきったんじゃないかと思います」と振り返り、最期の瞬間まで女優・川島なお美であり続けた愛妻の最期を偲んだ。