さえない刑事・桜庭を熱演中のTKO・木下隆行を直撃
テレビ東京系で放送中の金曜8時のドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」(夜8:00-8:54)で、小泉孝太郎演じる究極の“KY刑事”冬彦が着任したゼロ係のメンバーの一員である桜庭勇作。桜庭演じるお笑いコンビTKO・木下隆行に桜庭を演じての感想から今後の見どころまで、話を聞いた。
――これまで桜庭を演じてきていかがですか?
個性的な人たちが集まって、ゼロ係とともに撮影現場も一つになってきている感じがいいですね。ドラマとなるとやっぱり緊張するんですけど、でもずっとコントをやってきているので、そんなに新しいことをやっている感じはしないです。もちろん、コントよりリアルにせなあかんってことは意識していますけど。
――今回演じている桜庭は、これまでと違ったキャラクターの刑事ですが、どんなふうに役作りをされましたか?
これまでの刑事役はガッツリ役作りをしてたんですけど、桜庭は関西弁ってこともありますし、キャラクターとしても“一生懸命頑張ってるけど、さえないやつ”っていう僕と似ている部分が多いので、役作りというよりは自然体でできていますね。
――せりふを覚えたり、演技の練習はどんなふうにされていますか?
以前、「誰かの目を見てしゃべれるようになれば、覚えたってこと」って言われたことがあって、鏡を見て練習してたんですけど、ちょっと照れくさいので今は犬に向かってしゃべってます(笑)。相手役やってくれてもええのに、「ワン」もなんも言わずに黙って見てますね(笑)。
――監督やプロデューサーからは、アドバイスなどはありましたか?
「カレー好きな“黄レンジャー”でお願いします」ってザックリ言われただけですね。でもあのカレーめっちゃうまいんで、とにかくカレーを食べてますね。
――撮影現場では皆さんとどんなふうに過ごされていますか?
めちゃくちゃいい雰囲気で、スタッフさんに迷惑を掛けてしまうくらい、ずっと話してます。ただ、小泉さんと松下(由樹)さんがLINEをやっていないので、早くLINEを始めてLINEグループに参加してほしいですね。
あと松下さんには、「滑舌をよくするにはこうしたらいいよ」ってアドバイスをいただいたりもしました。
――同じ1月クールのドラマで、相方の木本(武宏)さんも同じ刑事役を演じられていますが、どんなふうに見られていますか?
ほんまに不思議ですよね。同じドラマでの共演ではなく、同じクールで同じ刑事役をやるってすごいなって、前代未聞じゃないですか! 10代からずっと一緒にコントをやってきているので、僕じゃない人と木本が絡んでいるのを見るとちょっと焼きもちやいちゃいますね(笑)。でも「頑張れ、爪痕残せよ」って思って見ていますし、今度は同じ犯人を追い掛ける役とかで共演したいなって思ってます。
――冬彦さんは強烈なキャラクターですが、身近にいたらどう思われますか?
冬彦さんのキャラクターは大好きですし、僕が空気を読んで気を使うタイプなんでKYの人の方が合うんですよ。同じタイプの人と一緒にいるとしんどいので、グイグイきてくれる方がありがたいです。
冬彦さんの役、僕もやってみたいです。上司の肩をポンポンっとたたいて、「いいですよ、いいですよ」って、ほんまにすごいですよね(笑)。
――最終回に向けての見どころをお聞かせください。
冬彦さんのおかげでゼロ係が少しずつ変わってきているので、最後はまとまってほしいって思いが強いですね。桜庭としては、ずっとカレーは食べ続けるんやろうなって思いますけど、冬彦さんがものすごく褒めてくれたから、やる気を出したので、今後も何か手掛かりを見つけられるようなポジションに付けたらいいなって思います。
――今後、挑戦してみたい役はありますか?
悪い役やりたいですね。無表情でとにかく怖い、人を追い詰めることを何とも思ってないような非常なやつをやってみたいです!
毎週金曜夜8:00-8:54
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