山里亮太の「俺ジナルアート」は病んでいるサイン!?
3月31日(木)、日本テレビ系にて放送されるバラエティー「俺ジナルアートだぜ！」。番組収録後に会見が行われ、MCの山里亮太と壇蜜が登場した。
近年SNSを通してアート作品を発信する人々が増えているが、同番組では、そんな名もなき“俺ジナルアーティスト”を発掘し、スゴイ技や斬新な発想、ユニークな着眼点から生まれた独創性のある“俺ジナルアート”を紹介。その中から六平直政、土屋アンナらゲスト陣が「最優秀俺ジナル賞」を決定する。
“俺ジナルアーティスト”の大野萌菜美さんがマテリアルとして使うのは、薄い段ボール。“超絶ゴッドハンド”と称される彼女は、荷物を詰める箱に新しい命を吹き込み、想像もできないようなアート作品を作っていた。
作品を制作するVTRを見た吉村崇は「設計者の作り方ですよ」と緻密な作業に驚く。作品は優しさ、丸みを持たせるため、カッターではなくはさみを使うなどのこだわりも随所に見られる。
スタジオに登場した大野さんは、自身が手掛けた作品も持参。作品のクオリティーの高さに脱帽の吉村は「ちゃんとした番組なんですね。町の変わり者が来ると思っていました」と考えを改める。
作品は男の子が好きそうなものが多く、大野さんは「全部、私の欲しいものなんですよ。物欲がすごくて…。お金がないから自分で作る」と作品を作り始めた意外なきっかけを語った。
亀谷善郎さんが使用するのは髪の毛。普段は美容師として働く彼はお客さんのカットした髪を使って驚くべきアート作品を生み出していた。作品を見た土屋は「かわいい。すごい！」と大喜び。吉村は「うそだよ。これはすごいわ」と意外性に驚く。
亀谷さんは山里をテーマにした作品も制作。それを見た山里は「俺の卑屈な感じがすごく出ている」と苦笑。スタジオにやってきた亀谷さんに対し、土屋はカットした髪の毛をマテリアルとして選んだことに注目。
土屋は「ありきたりのもので作る。遊び心で天才的なものが作れる。いろんな人の刺激になりそう」と感心した。そして、審査員の六平たちは男性に教わりながら髪アートに挑戦。時間を忘れて作品の制作に没頭していた。
会見で山里は「本当に楽しかったですね。目の前にあるものを芸術に高めていく。そしてアートって敷居の高いものをすごく身近に感じさせてくれるので、人に話したくなるようなものがいっぱいありましたね」と収録の感想を。
紹介されたアート作品はどれも個性的なものばかりだったが、山里は「女子がSNSのアイコンにしたくなるようなものがいっぱい出てきましたね(笑)。あの土屋アンナさんがすごく少女になる瞬間がありましたから(笑)」と乙女心をくすぐる作品も多かったことをアピール。
小学生のころ漫画家を目指したという山里は、「漫画家が死ぬほどモテるといううわさを聞いてなろうと思いました」と不純な動機だったことを告白。同じ動機の芸術家は多いと考える山里は「ゴッホとかもそうだったんじゃない？ 一ついえるのは、ラッセンはそうだね。ラッセンはモテにいっている」と決めつけていた。
一方、壇蜜がアートに目覚めたのは高校生の時。壇蜜は「彫刻の森美術館の『密着』っていう、人が床にベタっとくっついている彫刻を見たんです。学校の行事で見た時、その裏側をのぞきたいとか、触りたいとか、もっとこのことを知りたいという意欲がパッと湧きました」と明かした。
ひそかに取り組んでいる“俺ジナルアート”について聞かれた山里は、「毛を抜いた時、先端に付いてる黒い液体で壁に『山』って書いたことはあります(笑)。それが一番病んでる時です」と驚きの告白。
さらに「最近は、爪をかんで小瓶に集めたりします(笑)。心が疲れてるのかな～？ ちょっと1回ラッセンの画でも見に行きましょうかね。ラッセンが好き。ゴッホより(笑)。でもきょうは(俺ジナルアートで)癒やされたから大丈夫！」と明かし、笑いを誘った。
壇蜜は「3～4年前から熱帯魚を飼い始めたんですが、魚たちの色や形自体もアートなのかなと思い始めて。それから色や形の相性を調べながら、できるだけ色味をきれいに見せようと思って、魚を増やしたり、別の水槽に移したりしています。水槽の中で総合芸術ができたらいいですね」と語った。
取材中、山里が今話題になっている学歴詐称問題をネタにする一幕も。質問が一段落すると、山里は自ら「僕の経歴が本当に合っているか聞かなくて大丈夫ですか？」と切り出す。
そして、事務所プロフィルに書かれた「ジャズバーでセッション」という特技がうそであることを告白。山里は「バイトしていただけ。そこでカラオケ1曲歌っただけ」と明かした。
最後に二人が番組の見どころをPR。山里は「芸術家って神様に選ばれた特別な人しかなれないって決めがちですけど、そんなことはない。皆さんも頭の中で気付いたことを行動に起こすと自分も芸術家になれるし、今までにない全く新しい芸術を作ることができるかもしれない。
この番組にはそういうものが詰まっている。これをきっかけに日本に素晴らしい芸術家、アーティストが増えてくれれば良いなと思います」と視聴者にメッセージを。
壇蜜は「おそらく、『すごい』『こんなことができるんだ』って驚きの連続だと思うんです。そういう才能のかけらみたいなものは必ず見ている人にも伝わって、何か感じるものがあると思います。
番組を通して、誰にでもアートを発想する力はあるって気付いてほしい。気付けたら、また新しい日常が待っているんじゃないかなと思います」と、番組がアートの裾野を広げるきっかけになってほしいことを訴えた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
3月31日(木)夜11:59-0:54
日本テレビ系で放送
