黒柳徹子、お嫁に行けなかったのは野々村のせい!?
「世界ふしぎ発見!」(毎週土曜夜9:00-9:54TBS系)が4月に放送30周年を迎え、司会の草野仁、レギュラー解答者の黒柳徹子、野々村真らが取材に応じた。
草野が「番組は10年続けば成功という中で、30年生き延びてこられたのは幸運なことだし、それに携われているのは放送人としてとても幸運なこと。もう君たちの番組は見ないと言われるまで、1戦必勝、毎回を大切に臨んでいきたい」と率直な思いを語ると、野々村も「芸能生活33年のほとんどが、この番組と共にあった。21歳から始めて、家族を持って、子どもが生まれて。今も頑張っていられるのはこの番組のおかげ」と続けた。
30年間変わらなかったことを尋ねられると、草野は黒柳の名を挙げた。同番組では前週に大まかなテーマを教えてもらえるそうで、黒柳は収録に備えて関連本を5冊以上読み、時には徹夜で予習したこともあったという。
「『音楽家』がテーマのときには、16冊読み込んできましたね」と、“正答率59.4%”という驚異的な数字の背景を明かした。
また、黒柳は草野の一挙手一投足をよく観察しているそうで、解答者のパネルを見てニヤリとした草野から誤答を察知し、素早く答え直したことがあったという。これに対し、草野は「考えていることを見抜かれないように、表情を作っています」と明かす。
一方、黒柳は「スタッフが用心して、全然ヒントを教えてくれない」と苦言を。番組スタッフは黒柳の「予習力」を恐れ、国際線で偶然乗り合わせた際にも行き先は決して言わなかったという。
「この番組のクイズは知らないと解けないのではなくて、自分が知っていることを使って、考えて答えを出す問題。だから楽しい」と黒柳は実感を込めて語った。
さらに、クイズには時間制限がないそうで「野々村さんが15分も考えたりするから、デートに行く時間がなくなった。お嫁に行けなかったのはこの人のせい」と言い放ち、観客を笑わせた。
「世界ふしぎ発見!」は'86年4月19日に「歴史と遊ぶ」をコンセプトに始まり、人々の営みから知られざる絶景まで、幅広く紹介してきた。7月には放送1400回を迎える予定で、これまで出題された問題数は5200問以上、ふしぎを「発見」した国や地域は170に上るという。
4月30日(土)の放送回では、ミステリーハンターの野々すみ花がインドネシア・ジャワ島を訪れ、世界最大の仏教寺院と火山の関係を探る。ゲスト解答者はデーモン閣下、宍戸開、篠原ともえ、鈴木ちなみ。
毎週土曜夜9:00-9:54
TBS系で放送