”謎の美女・渡辺さん”は芝居にストイックな酒豪だった!
“謎の美女”として話題となった気鋭の女優・渡辺舞が連ドラ出演中ということでさっそく直撃! 野島伸司新作ドラマで亡き母親を熱演している。
――3月に発売された写真集「きれいな渡辺さん」が名字以外は謎というコンセプトだったため、“謎の美女”として話題になった渡辺舞。しかし、発売記者会見でうっかり名前を言ってしまい…。
渡辺:謎めいた女性という設定だったので名前やプロフィールを言っちゃいけなかったのに、記者会見でポロッと言っちゃって(笑)。自覚はないですが、周囲に言わせる天然らしく、舞だから仕方ないと許してもらえました。
――確かにこの笑顔で謝られたら、許すしかなさそうだ。そんな少々おっとりした彼女が演じるのは、野島伸司脚本の新ドラマ「OUR HOUSE」(フジ系)で芦田愛菜演じる桜子の亡き母親・蓉子。
渡辺:野島先生企画の「家なき子」('94年日本テレビ系)を見て、女優さんになりたいと思ったので、出演が決まったときは思わずガッツポーズ。でも、天才子役4人のお母さん役というのはプレッシャーでした。実年齢より年上の役をいただくことは多かったですが、4人のお母さん役は初めてだったので、頑張らなきゃと思いました。
――しかし、現場に入るとかわいい子役たちに癒やされまくり。
渡辺:撮影前に緊張することもありますが、現場に入るとみんなのかわいさに癒やされてリラックスできてます。このドラマは4人の子供とシャーロット・ケイト・フォックスさん演じる新しい母親のバトルも見どころですが、私が登場する回想シーンではかわいい愛菜ちゃんたちしか見られないので、今度バトルシーンを見学に行こうと思ってます(笑)。でも、持ち前の責任感で大家族を支える長女・桜子らの思い出の中に登場する亡き母役のため、母親のしぐさを勉強するため、公園で親子を観察したりも。子供たちにとって忘れられない母親を表現するのは結構難しいですね。
――そんな彼女がこの業界に入ったのは、今の芦田や長男役の加藤清史郎より少し年下のころ。人見知りで、外では常に母親の後ろに隠れている子供だったという。
渡辺:小学4年生のときに新聞で劇団の募集広告を見つけて、親にナイショで応募したんです。ドラマが大好きでずっと女優さんに憧れていたので。最終審査まで進んだときにさすがに親に言わないと…と話したら反対されましたが、言いだしたら聞かない性格なので、劇団に入れてもらいました。
――その後、エキストラ出演などで経験を積んだが、挫折したことも。
渡辺:大人になり、レベルの高いお芝居を目の当たりにして一度諦め、4年前に1年間お休みしたんです。休業中は短大に通ったのですが、就活する同級生を見て、芝居がしたいと強く思って。当時はツラかったです。でも、そのときに新たに気合を入れ直せたので、休んだことに意味はあったのかなって。写真集を出すことも、ドラマにレギュラー出演することも目標でしたが、実際にかなうか不安だったので、今は夢のよう。筋トレしたり、禁酒することもありますが、仕事のためなら! 仕事後のビールもおいしくて、プハーってなります! ワインなら1.5本ぐらい飲めちゃいます(笑)。
Profile●わたなべ・まい='89年1月25日生まれ、埼玉県出身。O型。「ワイルド・ヒーローズ」('15年日本テレビ系)、「傘をもたない蟻たちは」('16年フジ系)などのドラマに出演。写真集「きれいな渡辺さん」(ワニブックス)が発売中
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