松嶋菜々子3年ぶり連ドラ主演で「働く女性」に!
7月スタートのフジテレビ系“木10”枠ドラマに、松嶋菜々子が主演を務める「営業部長 吉良奈津子」が決定した。
松嶋が連続ドラマで主演を務めるのは、「救命病棟24時 第5シリーズ」('13年フジテレビ系)以来3年ぶりとなる。
同作は、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」('14年フジテレビ系)で主婦の本音をリアルに描き、女性の共感を得た井上由美子が脚本を担当。広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターだった主人公が、育児休暇を経て、職場復帰したことをきっかけに、次から次へと勃発していく問題に正面から向き合いながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘していく姿を描くオリジナルストーリー。
松嶋演じる吉良奈津子(きら・なつこ)は、広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターでバリバリのキャリアウーマン。40歳手前で結婚して出産、育児休暇で職場を離れていた。3年を経て職場復帰したものの、会社の業績悪化や人の入れ替わりなどで状況は一変。新たに配属された部署もクリエーティブではなく営業だった。
かつて自分が活躍していたクリエーティブに戻りたいと要望を出すと、常務からはすでに3年も現場を離れた人間を受け入れる土壌はないと、冷たく返される。
しぶしぶ営業部に配属された奈津子だったが、そこにいたのは全く奈津子を信頼していないくせ者ばかりの部下たちだった。
仕事が忙しくなればなるほど家族への負担や不満が募り、家庭と仕事の狭間で悩みが増えていく奈津子。口うるさいしゅうとの手を借りたくないとベビーシッターを頼むが、その彼女の存在が幸せな家庭を崩壊させていくきっかけになっていく。
会社では自信を打ち砕かれ挫折し、やがて夫との間に大きな溝ができ始め家庭も危機に…。
松嶋は「私が演じる“吉良奈津子”は、女性の社会進出、産後復帰、そして家庭と仕事両立など、今の時代を生きる等身大の女性」と主人公の奈津子を演じることについて語り、「久しぶりにご一緒させていただく井上由美子先生とすてきな共演者の皆さまと、たくさんの方に共感していただけるような作品にしていきたいと思います」と意気込みを語った。
また、牧野正チーフプロデューサーは、ドラマの企画意図について「今だからこそ、女性が働くということを真っすぐに描いたドラマが作りたい」と語り、松嶋の起用理由について「数々の役柄を時にチャーミングに、時にシリアスに演じてこられた松嶋菜々子さんだからこそ、'16年の働く女性代表として、全ての女性にエールを送るような存在になっていただけると確信しています」とコメントした。
同作では、以前、平均視聴率25.2%、最高視聴率40.0%の「家政婦のミタ」('11年日本テレビ系)で、家政婦役を演じた松嶋が、今度は逆にベビーシッターにおとしめられていくということで、その様も話題になりそうだ。
7月スタート
毎週木曜夜10:00-10:54
フジテレビ系で放送
出演=松嶋菜々子
脚本=井上由美子
演出=河毛俊作
チーフプロデューサー=牧野正
プロデューサー=三竿玲子、金城綾香