小松菜奈、メール告白よりも「顔を見て伝えるのが大事」
6月4日(土)公開の映画「高台家の人々」と連動したdTVオリジナルドラマ「高台家の人々」が、同じく4日に映像配信サービス「dTV」で独占配信される。
「高台家の人々」は、「ごくせん」などで知られる森本梢子の同名漫画を原作にしたラブコメディー。口下手な“妄想”好きのヒロイン・平野木絵と人の心が読める“テレパス”のイケメン会社員・高台光正の恋を描く物語だ。映画では木絵を綾瀬はるかが、光正を斎藤工が演じる。
ドラマは30年前に出会った光正の母・由布子と父・茂正Jr.(通称マサオ)のなれ初めを描き、それぞれの役を小松菜奈、間宮祥太朗が務めている。そこで、ロケ現場を訪ね、撮影期間中の小松を直撃。役への意気込みや見どころを聞いた。
――30年前の物語ということですが、衣装がすてきですね!
私古着が好きで、昔のワンピースを扱うお店とかも普段からよく行くんですよ。なので、すごくかわいい衣装がたくさんあって、共演者の皆さんを見るだけでもテンションが上がります! 髪形も昔風の薄前髪だったりとか、セットもすてきなインテリアが置いてあったり、新鮮で楽しいです。
――今回演じられるのは、母・由布子の女子大生時代です。名門私大に通うテニス一筋のスポ根少女で、正義感が強く友達思いで気品がある人物。演じてみていかがですか?
口調は割と辛口ですけど、友達が困っていたらすぐ助けたり、周りを気にせず純粋に行動できるところは演じていて気持ちがいいですね。“S”っていうか、辛口だけど実は甘えたい部分もあったりして、自分にもそういう一面はあるんじゃないかなと思わせてくれるような由布子のキャラは身近に感じました。
物事をはっきり言ったり、思い立ったらすぐ行動するところは私と似てるかも。あんまりアクティブなイメージ持たれないんですけど、実は由布子と似ている部分もありますね(笑)。
――映画では大地真央さんが由布子を演じていますが、その点は何か意識されましたか?
映画でも大地さんがとにかく人の目を見て物事をはっきり伝えるという印象が強かったので、そのことは意識してやらせていただきました。由布子は曲がったことが嫌いで、育ちがいいという背景もありますし、凛とした佇まいや動き方も気を付けています。でもあまり映画に引っ張られ過ぎないように注意もしていて、由布子という人物の土台がぶれないことが大事かなと思います。
――相手役のマサオは学園の王子様である一方、空気の読めない超天然男子。由布子にほれて、猛アタックを開始します。小松さんご自身は、マサオのような男性はどう思いますか?
真っすぐに気持ちを伝えてくれる部分は、分かりにくい人よりは好きです。
――ただ、冒頭は悪気なく複数の女性を同時に好きになる人物でもあり、由布子の親友と別れた直後に由布子に告白してきますが、そういう面は…?
いやー、それはナシですよね(笑)。親友ってやっぱり特別じゃないですか。何でもオープンに話せる存在ですから、親友と恋愛が原因で仲が悪くなるようなら、そこは私なら身を引くと思います。
――30年前ということで、携帯電話も普及しておらず、二人の恋がすれ違ってしまうような場面もありますね。携帯のない時代の恋愛模様についてはどうですか?
いいな、と思いました。今ってメールで告白する人もいるじゃないですか。私、それが分からなくて。ちゃんと面と向かって気持ちを伝えるからいいのになって思うんです。マサオさんみたいに、相手の顔を見てちゃんと好きですって言った方が気持ちが伝わると思うので、それは大事だと思います!
――そんなマサオを演じる間宮さんの印象を教えてください。
由布子とマサオさんの掛け合いがテンポよく進むので、それについていけなくて3回ぐらい連続で間違えたりもしたんですけど、間宮さんは「焦らなくて全然大丈夫だよ」って笑顔で受け止めてくださって。間宮さんとは初めましてなので、気を使っていただいて、優しい方だなって思います。
――では締めくくりに、ドラマの見どころを教えてください。
映画にはテレパスという要素がありますが、ドラマではマサオさんと由布子のピュアな恋愛が描かれます。マサオさんの馬鹿正直な反応もとても面白いので、ぜひ見てほしいですね。真っすぐに人を好きになることのすがすがしさに胸を打たれると思います。
――ちなみに映画、ドラマが同日に公開されますが、小松さんはどちらから見ることをお薦めされますか?
それはやっぱり、ドラマを見てから!(笑) マサオさんと由布子の純粋な恋愛があったから映画の展開につながるっていう面もありますし、先にドラマを見た方が楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
6月4日(土)より独占配信中
【HP】video.dmkt-sp.jp/ft/s0004387