山本圭壱10年ぶり地上波出演 加藤浩次と涙の謝罪
30日放送の「めちゃ×2イケてるッ!夏休み宿題スペシャル!」(フジテレビ系)にて、2006年に事件を起こして以来、謹慎していた山本圭壱が10年ぶりに地上波に出演した。
謹慎中の10年間、山本から直接謝罪の言葉は受け取っていなかったという岡村隆史ら「めちゃイケ」のレギュラー陣は、山本の現在の仕事ぶりを密かに監視。
10年前は打ち合わせを全て加藤に任せていた山本だったが、ラジオの収録前ペンを片手にスタッフの話に真剣に耳を傾けたり、パチンコ店の営業でセリフを何度も練習するなど真摯に取り組む姿に、相方の加藤浩次も「グッときている」と胸を熱くさせた。
そして10年ぶりに「めちゃイケ」レギュラーに呼び出され対面した山本。だが弱い自分を見せまいと、この10年間強がりの笑顔を続けてきた山本に、岡村は「そんな意味のない強がりはいらない。迷惑をかけた人にしっかり頭を下げて謝るべき。今回の企画をやるためにどれだけの人たちが色々な人に頭を下げたか。ここまで来るのすごく大変やったよ。みんなでこうやって山さんが戻ってくるのを…」と涙で言葉を詰まらせながら指摘。濱口優から「先方の(被害)女性の気持ちを考えたことはありますか?」と聞かれると、山本は目に涙を浮かべて「大変申し訳なく思っています。本当に…10年という年月が経ちましたけど…申し訳ありませんでした」と土下座した。
最後は加藤が山本に「これ逃したらもう何にもないんだよ俺ら! 終わりだぞ! この場を与えてくれたメンバー、スタッフに悪いって気持ちないのか? どういう気持ちで10年過ごしたか考えたことあるのか?」と激怒。また、若手時代に世話になった恩返しとして山本を支えていた田村淳や遠藤章造らも見守る前で「どういう思いでお前を支えてきたか気持ちわかってるのか? お前を擁護することは世間に対してはリスクしかねぇからな! 若い頃世話してくれた、ご飯食べさせてくれた、その思いでずっとお前の味方だよ!」と後輩の思いを山本に突きつけた。それに対して山本は「(周囲に対して)どこか自分が何やっても強い人間でいなければと思っていた」と心情を吐露、加藤と共に出演者、スタッフら全員に「皆さん本当に10年間すみませんでした」と涙ながらに謝罪した。また視聴者に向け、極楽とんぼとしてコンビで土下座した。
終始、山本に対して険しい表情だった加藤だが、山本から謝罪を受けると「正直に言うけど、どうしようもねえわ、こいつは。ただもう一回やりたいんだよ、俺」と号泣した。