“ヲタク”アイドルユニット・中野腐女子シスターズのメンバーとして活躍している京本有加の初主演映画「劇場版 イケてる2人」の舞台あいさつが2日、東京・シネマート六本木で行われた。
本作は、漫画雑誌「ヤングキング」で連載中の、佐野タカシ原作による同名コミックの実写化作品。ミステリアスな美少女・小泉明(京本)と、明に片思い中の佐次京介(吉田貴幸)のドタバタな恋愛模様を描いたラブコメディーだ。
本作が映画初主演となる京本は「原作が人気なので、主演の話が来た時に『どうしよう…?』っていう気持ちが一番大きくて。原作が好きな方が、『イメージ合わないな』と思ったりするんじゃないかとても不安で…」と、決定した時の心境を告白。
撮影については「ちょっとエッチなシーンもあったりして、とても不安な気持ちでいっぱいだったんですけど、『ここは気合いで!』と思って頑張りました。わたしは、常にテンションが上がっていない人間なので、クールな役というのは(役作りとしては)楽でしたね」と振り返った。
また、「わたし自身、周りの人に『何を考えてるか分からない』とか『近寄り難い』とか言われて、仲良くなってから『しゃべってみると違ったね』みたいに言われるので、そういう部分が似てるかなと」と、自身が演じた小泉に共感できた様子。
さらに、里久鳴祐果から「控え室に置いておいた野菜スティックを撮影後に食べようと思ったら、みそマヨネーズにポップコーンが入っていて、真ん中にはカリカリ梅が入れられていたんですよ」と“野菜スティック事件”を暴露されると、犯人の京本は「サプライズが好きって聞いてたから、良かれと思って…」と後輩への愛情をアピールしていた。
当日は原作者の佐野タカシ氏も来場しており、「(連載を)長くやったご褒美が頂けた気分です。皆さんが力いっぱい演じてくれて、とても面白い作品になっているので、原作を知らない方も一つの青春映画として楽しんでくれたらいいなと思っています」と集まったファンにメッセージを送った。
なお、今後の公開については未定。12月25日(金)にGPミュージアムからDVDが発売される予定だ。
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