マッサンのあらすじ一覧
政春(玉山鉄二)が造ったウイスキーが飲みたいと現れた作家・上杉龍之介(北大路欣也)はウイスキーを飲み、「うまい」と称賛。ウイスキー文化を根付かせるために頑張ってほしいという上杉の言葉に、政春は勇気が沸く。そして、渡(オール阪神)と野々村(神尾佑)に黙ってウイスキー造りをしたことを話す決意をする。
1940(昭和15)年、政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)、エマ(優希美青)が余市へ来て8年がたった。6年前から仕込んできた原酒は着実に熟成を重ね、ついに政春はブレンド作業を始める。そして俊夫(八嶋智人)らが見守る中、政春が目指し理想としてきたウイスキーがようやく完成する。
英一郎(浅香航大)の死を受けある決意が芽生えた政春(玉山鉄二)は、出資者の渡(オール阪神)からブランデー造りに使用する蒸留釜設置のための増資を取り付ける。そして俊夫(八嶋智人)とハナ(小池栄子)の祝言の日。エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と仲人を務めた政春は、ひとつの重大な発表をする。
英一郎(浅香航大)の死を受け入れられないまま葬儀に訪れた政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を、鴨居(堤真一)はさびしげな様子で迎える。英一郎が初めて仕込んだ原酒を飲む政春とエリー。鴨居は英一郎が政春が造ったウイスキーが早く飲みたいと言っていたことを二人に伝える。
ハナ(小池栄子)に好きだと告白されるも、俊夫(八嶋智人)は夫婦になる自信がないと告げる。意気地なしと言って去ろうとするハナに、俊夫は勇気を振り絞り嫁になれと伝える。俊夫とハナから報告を受けた熊虎(風間杜夫)も結婚を認める。そんな中、政春(玉山鉄二)らの元に大阪から思いも寄らない知らせが来る。
ハナ(小池栄子)に見合いをどう思うかと聞かれた俊夫(八嶋智人)だが、肝心な事が言い出せない。二人の様子に我慢ができないエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、熊虎(風間杜夫)に二人の事を話す。話を聞いた熊虎は激怒し俊夫につかみかかる。ハナは俊夫の煮え切らない態度に、見合いをすると言いだす。
縁談話が持ち上がり動揺するハナ(小池栄子)と俊夫(八嶋智人)を見て、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、二人が互いに好意を寄せていると感じる。そんな中、俊夫はハナへの思いを振り切るように、ワイン造りに没頭する。エリーと政春(玉山鉄二)は、距離をとる俊夫とハナを引き合わせようとする。
政春(玉山鉄二)の工場は新たな取引先も見つかり、ようやく軌道に乗り始め、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)やエマ(住田萌乃)も徐々に北海道の暮らしに慣れ始めていた。しかしある日、りんご汁が濁り、ラベルにカビが生えたと取引先から苦情が入る。政春の釈明のかいもなく返品が相次ぐ。
ようやく熱が下がったエマ(住田萌乃)は懸命に看病をしてくれたエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と政春(玉山鉄二)に、自分の思いを正直に告白する。そんなエマを政春とエリーは強く抱きしめ、家族の絆はより一層深まる。元気になったエマは、ようやく作文を書き上げ、いよいよ父兄参観の日が訪れる。
エマ(住田萌乃)は、政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)から自分が養女であることを告げられる。頭では理解し元気を出そうと努力するエマだが、まだ課題の作文を書くことができずにいた。元気に振る舞うエマの様子が逆に心配になるエリー。そんな中、エマは突然高熱を出し倒れてしまう。
大阪から帰ってきた政春(玉山鉄二)は、商品名を変えたり、百貨店に営業をかけたりと経営改革に着手する。一方、エマ(住田萌乃)は、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)との外見の違いへの興味が日増しに大きくなっていく。ハナ(小池栄子)の助言もあり、政春とエリーは、ついに真実を話そうと決心する。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、どんなことがあっても人にけがをさせるのは駄目だとエマ(住田萌乃)を諭す。だが、母親の事をバカにされたのが許せなかったと訴えるエマをうれしく思う。一方、政春(玉山鉄二)は、野々村(神尾佑)と渡(オール阪神)から大阪に呼び出され、経営改革を迫られる。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、学校でのエマ(住田萌乃)の様子が気になっていた。エリーに相談された政春(玉山鉄二)は堂々としていればいいとエマに告げようとする。しかし、成長したらエリーと同じ色の髪になれると信じているエマを見て、真実を告げる時が来たのかもしれないと感じる。
政春(玉山鉄二)の会社・北海道果汁では順調にりんごジュースの製造が進んでいた。しかし、営業がうまくいかず倉庫には出荷されない商品が山積みに。一方、エマ(住田萌乃)はエリーとの外見の違いに興味を持ち始める。そんな時、学校で父兄参観のお知らせと、“わたしのかぞく”という作文の課題が出される。
家族の絆を取り戻した熊虎(風間杜夫)は、土地の権利書を政春(玉山鉄二)に託す。政春は熊虎の思いと共に権利書を受け取り、もう一度この家に多くの人々が集い、余市をウイスキーの里と呼ばれる場所にすることを誓う。1年後、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)がラブレターを書いた相手がやって来る。
政春(玉山鉄二)は、裏切り者の仲間だと思われる前に熊虎(風間杜夫)の家を出ようと提案する。しかし、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は熊虎の家族を仲直りさせたいと言う。そんなとき、武井(北原雅樹)と進(螢雪次朗)が熊虎の家に現れる。熊虎は、土地の権利書を取り上げようとする二人に抵抗する。
政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)はハナ(小池栄子)から、ニシンの不漁が原因で熊虎(風間杜夫)が多額の借金を背負った話を聞く。借金以外にも根深い問題があると感じた政春は、再び進(螢雪次朗)を訪ねる。進は開拓民の歴史を語り、この大地でやっていく覚悟があるのかと政春に問う。
政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、歓迎してない様子の一馬(堀井新太)に不安を感じる。翌日、政春らは地主にあいさつに行くが、熊虎の名前を出した途端に冷たくあしらわれる。さらに、熊虎の義理の弟でりんご組合長の進(螢雪次朗)からは二人は熊虎にだまされていると忠告される。
政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、熊虎(風間杜夫)にウイスキーを造るために北海道へやって来たことを話す。そして、それに先立つ土地や大工、そして資金調達に最初につくるりんご汁のためにリンゴ農家への仲介を頼む。朝メシ前だと快諾した熊虎に、政春とエリーは一安心する。
1932(昭和7)年、政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)はついに北海道・余市へとやって来る。これまで支えてきてくれた人たちのためにも、この北海道で必ず夢を実現させなくてはと二人は決意をあらたにする。そして政春らは以前に出会ったニシン漁の親方・森野熊虎(風間杜夫)を訪ねる。