「アバターアワード2025」 300点を超える応募作品から各賞が決定
一般社団法人VRMコンソーシアム
プレスウォーカーで記事を読む特別功労賞に「VRChat .Inc」を選出
⼀般社団法⼈VRMコンソーシアム(代表理事︓⽯井洋平、所在地︓東京都中央区)は、2025年12⽉2⽇(火)、メタバース上での⾃⼰の分⾝「アバター」を審査・表彰する「アバターアワード2025」の授賞式を「XR Kaigi 2025」内にて開催(ニコニコ公式生放送/Youtubeにて中継)しました。
第6回⽬となるアバターアワードでは、前年に続き、第⼀線で活躍する豪華クリエイター陣が審査員に名を連ねました。ファッション業界からは、⼈気ファッション誌の『ViVi』など数々の雑誌を⼿がけてきたファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩⼸⽒と、東京、パリ、⾹港、シンガポールなど、世界の舞台でコレクションを発表するファッションデザイナー、丸⼭敬太⽒が、コンテンツ業界からは電撃文庫『ソードアート・オンライン(SAO)』などのミリオンセラーを生み出した編集者として知られる三木一馬氏が参画しました。
今年はXR/メタバースがテーマの国内最大級カンファレンスである「XR Kaigi 2025」との共催。エントリー期間中(2025年9月2日~10月20日)に投稿された「アバター部⾨」の作品総数177点のうち最終ノミネートとして選出された12作品が、ゲーム大会実況の最前線で活躍するアナウンサーの田口尚平氏を司会に迎え、「アバターアワード2025授賞式」のバーチャルランウェイにてパフォーマンスを⾏いました。
審査員の間では、キャラクター性・ファッション性・先進性など、様々な観点で議論が交わされました。その結果、アバター部門の最優秀賞に「【∈goridrip∌】」(投稿者︓░ ぽぽ™わあ░⽒)、優秀賞に「来栖たまき」(投稿者︓tecktou ⽒)、「望まれし子供たちの守、 全ての熾し火を燈す紅き青年」(投稿者︓REIRO_MCno151 VBC CLI ⽒)、「REIRO15th レムニスケール アルカエスト」(投稿者︓REIRO_MCno151 VBC CLI ⽒)、「Sara」(投稿者︓midori tateno 氏)が選出されました。
アバター部門■最優秀賞
「【∈goridrip∌】」(投稿者︓░ ぽぽ™わあ░⽒)


【審査員コメント】
・軍地:ポップなカラー、謎の被り物、常識を超えながら最高に可愛い!今までのアバターワードは、いかに緻密に書き込むかという流れがありましたが、ポンポンを含めた表現がファニーで抜け感がある。単純にファッション誌にこの子が出てきたら可愛いな、見たことないなって思う。まず表現がいい。なにげにカラーリングがポップで、今っぽいっていうところがすごく気に入りました。・三木:アバターデザインもいい意味で不可思議だが、ランウェイのポーズも謎すぎてよかった。奇妙な動きも含めて衣装と合っていてまさしく『アバター』として素晴らしいです。
■優秀賞

「来栖たまき」(投稿者︓tecktou ⽒)

【審査員コメント】
・三木:僕はライトノベルの編集をしているのですが、ライトノベルとはキャラクター小説でもあります。本来はファッションを意識して審査すると思うんですけど、僕はどうしてもキャラクターとして見てしまうところもあり。このキャラクター、たまきちゃんは…猫耳が嫌いな人はいないですよね、絶対いない。全員好きです。なので僕はそこが第一ポイントです。シンプルストレートに、ネコかわいい。そのかわいさに全振りしたアバターだと思いました。惜しむらくは尻尾が動かないこと……あと髪の毛も……。でもめちゃくちゃかわいいです。「望まれし子供たちの守、 全ての熾し火を燈す紅き青年」(投稿者︓REIRO_MCno151 VBC CLI ⽒)
【審査員コメント】
・丸山:フィチャリスティックなのだけどどこか民族的な要素を感じさせるデザイン。ヘッドピースが秀逸。・軍地:表情とか、顔の目元だったり、前髪のあるところに、レンズが中空に浮いてるところなど、書き込みがすごくアップデートしていると思います。
「REIRO15th レムニスケール アルカエスト」(投稿者︓REIRO_MCno151 VBC CLI ⽒)

【審査員コメント】
・軍地:常連、REIROさんの作品。今回も超絶な細かさでデザインはさすがです。すだれのような髪飾りから除く顔がセクシーです。・丸山:アバターファッションならではの凝ったデザイン。細かいディテールがスタイリッシュでクールなのにどこかロマンティックな儚さを感じます。
「Sara」(投稿者︓midori tateno 氏)

【審査員コメント】
・軍地:なんともいえない8bit感。それでもグレーベースのスタイリングはおしゃれで、ランウエイの動きは癒しそのもの!これも「らしくない」という方から選んできたものなんですけど、マイクラのようなブロック、レゴを積み上げたようなデザインが可愛いく、単純におしゃれだと思います。トロンプルイユって言うんですけど、視覚的に、本当は立体なんだけど平面的に見せるようなものがファッションでもあって。そのようなディテールもあり、ファッション性が高いと思い選びました。■最終ノミネート作品クレジット⼀覧
「来栖たまき」(作者:tecktou)
「望まれし子供たちの守、 全ての熾し火を燈す紅き青年」(作者:REIRO_MCno151 VBC CLI)
「戦禍の守護師」(作者:魔女ヒナミィ)
「レイ・メィ」(作者:葛樹コノハ)
「【∈goridrip∌】」(作者:░ ぽぽ™わあ░ )
「緋炎の魔女」(作者:魚肉)
「機械義肢少女蜘蛛」(作者:魚肉)
「REIRO15th レムニスケール アルカエスト」(作者:REIRO_MCno151 VBC CLI)
「ブレイガー」(作者:屑星リクリ)
「ナイトメアベルドレス」(作者:pamyuu)
「Sara」(作者:midori tateno)
「ric⋰干***渉ochet*リコシェ」(作者:░ ぽぽ™わあ░)
※アバターアワード全応募作品については、X(Twitter)のハッシュタグ検索「#AvatarAward2025」からご覧いただけます。
アバターならではの活動とその「日常」をテーマとする「アバターライフ部門」も今年も開催。145点の応募が集まり、「VRoid SwimWear Collection」 (投稿者︓メラノ ソフィア/メタバースオネェ⽒)が⼤賞を受賞しました。
またVRChatで人気の日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」のコラボレーションによって開催された「フジヤマフォトコン」(募集期間:2025年9月2日~10月20日)では、ちはや賞(フジヤマ代表)になやぽん⽒の作品、きりお賞(フジヤマ副代表)にててねこ氏の作品、特別審査員の警戒ちゃん賞に空き缶詰氏の作品が選出されました。
■アバターライフ部⾨2025⼤賞
「VRoid SwimWear Collection」 (投稿者︓メラノ ソフィア/メタバースオネェ⽒)
【審査員コメント︓アバターアワード実⾏委員⻑ ⼤前広樹⽒】
「なってみたい」に答えてくれるのがアバターの魅力!でも、多くのかたの協力が必要なイベントをやろうと思ったら、その労力は時に現実と変わりません。この投稿には、そうしたことを突破するたくさんの頑張りと、参加したみなさんの「やりたい!」そして「楽しい!」を感じました。
■アバターライフ部門FUJIYAMA賞
ちはや賞(フジヤマ代表)
「作戦会議」 (投稿者︓なやぽん⽒)

【審査員コメント︓ちはや氏】
キャラクターの仕草や距離感、柔らかいライティング、背景との調和も素晴らしく、“ここから今日が始まる” というワクワクが静かに伝わってきます。見る人にとっても「ああ、こういう時間あるよね」と思い出させてくれる、とても気持ちの良い作品でした。
きりお賞(フジヤマ副代表)
「小さな一歩と大きな勇気のその先に」(投稿者:ててねこ氏)

【審査員コメント︓きりお氏】
VRChatの何気ない日常の尊い瞬間。勇気をもって踏み出した一歩と、撮影者の応援の気持ちが響き合う。その先に待つ、新たなご縁と可能性を予感させる、心に深く残る心温まる作品でした。
警戒ちゃん賞(特別審査員)
「A wonderful encounter」(投稿者︓空き缶詰⽒)

【審査員コメント︓警戒ちゃん氏】
まるで物語の導入のような構図が、メタバースの可能性を予期させます。誰もが主人公になれる世界だからこそ、たくさんの方々と交流できるVRChatであることを思い出させてくれる作品です。
※アバターライフ部⾨の応募作品については、Twitterのハッシュタグ検索「#AvatarAward2025」「#AvatarLife2025」「#フジフォト2025」からご覧いただけます。
アバターアワード2025特別功労賞
「アバターアワード2025特別功労賞」は、アバター⽂化の⼀般への認知度向上や⽂化推進に最も貢献した⼈に贈られる賞です。初代受賞の「キズナアイ」、2022年の「バーチャル美少⼥ねむ」、2023年の「宝鐘マリン」、2024年の「AIあんの」に続き、今年は「VRChat Inc.」に決定しました。VRM形式かを問わず、ソーシャルメディアを通じて長きにわたり数多くのユーザーに自分の理想の姿のアバターになっての対話経験を提供し、アバター文化の一般への認知度向上や文化推進に大きく貢献したことを称え、表彰しました。

■VRChat Inc. Business Development Japan 北庄司英雄氏より受賞コメント
「この度は特別功労賞という栄誉を賜り、心より感謝申し上げます。アバター文化を育ててきたのは、世界中のクリエイターとコミュニティの力です。ユーザーがより自在にアバターを使える未来を、VRChatも全力で支えてまいります。」
「アバターアワード2025」 開催概要
■主催:⼀般社団法⼈VRMコンソーシアム
■協賛:東京デザインテクノロジーセンター専門学校 高等課程
■協力:FUJIYAMA、XR Kaigi 2025、活劇座
■実⾏委員⻑︓⼤前広樹 (一般社団法人VRMコンソーシアム 理事 渉外委員会委員長 /エンジニア)
■応募期間︓2025年9月2日(火)~10月20日(月)
■授賞式 ︓2025年12⽉2⽇(火)14:45〜
・ニコニコ公式⽣放送︓https://live.nicovideo.jp/watch/lv349168950
・YouTube︓https://www.youtube.com/live/z8MFc-ntt88?si=Qw1GA7Eugnn89cJU
■公式サイト︓ http://vrm-consortium.org/avataraward/
【VRMコンソーシアムについて】
3Dアバター向けファイルフォーマット「VRM」の策定・普及を⽬的とした⼀般社団法⼈です。詳細につきましては以下のサイトをご覧ください。
https://vrm-consortium.org/
【本件に関する報道関係のお問合せ先】
VRMコンソーシアム 事務局(E-mail︓vrmc-pr@vrm-consortium.org)














