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【三方よしの育児】カウンセラー・泉野晶代さんがデジタル時代に提示する親も子も無理をしない術。スマホばかり見てしまう…その罪悪感、今日で終わりにしませんか?

株式会社22世紀アート

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ライフスタイル

2025/12/24 16:00

株式会社22世紀アートは、
神経言語プログラミングや発達心理学などを活用し人々の心の健康を支援する、メンタルサポートオフィス「office is.」代表・泉野晶代さんによるオーディオブック
『「生きづらさ」から卒業する 愛着障がいのレッスン』 を発売いたしました。

近年、親子のコミュニケーションのあり方は大きく変わりました。
子育て世代においてデジタル機器の利用は一般化し、未就学児の親の約8割が「スマホ育児に肯定的」と回答する※など、スマートフォンは育児環境の一部として定着しています。

それと同時に「スマホ育児」における親子の愛着が、とても大切なポイントになっているのです。
愛着とは、情緒的な結びつきのことで、安心感や信頼感の基盤となり、生涯にわたる対人関係のパターンを決定づける重要な概念です。

子育ての課題は、
「親と子どもの関係」から「親と子どもとスマホの関係」
へと、その対象を広げているのです。

本記事では、カウンセラーとして心や愛着の問題に寄り添う著者・泉野晶代さんへの取材を通じ、デジタル社会におけるこの新しい育児の課題にどう向き合うべきかを探ります。

※ 出典:「スマホ育児」未就学児の親8割が肯定的…BIGLOBE調査(BIGLOBE、2024年2月)
https://resemom.jp/article/2024/02/16/75941.html



■スマホで見えなくなる「愛着のサイン」

「問題なのは、スマホの使用時間そのものではなく、細かな愛着のサインが抜け落ちることです」

泉野さんはそう指摘します。

乳幼児期の愛着は、

・視線のやり取り
・さりげないスキンシップ
・呼びかけへの小さな応答
・母親からもらう安心感

など数秒にも満たない接点の積み重ねによって育まれます。

しかしスマホに注意が向いている間は、こうした“ミリ秒〜数秒単位の愛着サイン”が途切れやすくなります。
子どもの視点では、親が自分よりスマホを優先しているように見えてしまうことがあり、それが安心感の揺らぎや愛着不安につながる場合があるのです。



■スマホが与える「異なる幸せ」
・次々と新しいものが流れてくるショート動画
・予想できないいいねやコメントを通知するSNS

これらがもたらすのは、ドーパミンによる“刺激を求める幸福感”であり、
親子のふれあいによって育つオキシトシン系の“安心して満たされる幸福感”とは異なります。
ドーパミンに偏るほど落ち着きにくくなり、オキシトシン系が十分に育つほど、刺激がなくても安定して過ごせるようになります。
泉野さんは、デジタル時代の育児では、この二つの幸福のバランスを意識することが重要だといいます。



■否定ではなく“共存”へ――デジタル時代の育児

スマホは使い方次第で愛着の妨げとなり得ます。
しかし泉野さんは「スマホは悪いものではなく、日常を成り立たせるための便利さの象徴」だと語ります。

スマホと育児が共存するにはどうすれば良いのか。
泉野さんは新しい育児の形を提唱します。

【三方よし】の育児
「親」「子ども」「環境」
の三者が無理なく整っている状態

親が我慢し続けるのでもなく、子どもだけが制限されるのでもなく、スマホを完全に排除するのでもない。
誰もが無理をしない関係性をつくることが、デジタル時代の愛着を守る鍵となります。

親子がそれぞれの端末で飽きるまでSNSを見る
          ⇩
時間を決めて、親子で一緒に映画を見る

同じ「スマホを使う」でも、三方よしの育児で見えてくる愛着との共存の道があります。
スマホ批判に陥るのではなく、テクノロジーと共存しながら親子の心が疲弊しない設計を考えること。
それこそが、現代の家庭が取り組むべき新しい育児の形だといいます。



■書籍の紹介

もっと詳しい泉野さんの言葉と愛着障がいの知識は、下記書籍より配信中です。


【作品情報】 
作品名:「生きづらさ」から卒業する 愛着障がいのレッスン
著者:泉野晶代
発行元:株式会社22世紀アート
価格:オーディオブック 500円(税込)
販売ページ:https://audiobook.jp/product/272536

【泉野晶代さんプロフィール】
高知県にあるメンタルサポートオフィス「office Is(オフィス イズ)」の代表。2010年よりカラーセラピーや心理カウンセリング、コーチングを通じて心の健康を支援する。神経言語プログラミングや発達心理学などを活用し、トラウマ・愛着障がい・人間関係など幅広い相談に対応し、収益の一部は動物愛護や環境保護へ寄付するなど、地域に根差した活動を続けている。

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