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ハマカルアートプロジェクト2025成果報告展

エンタメ

2025/12/26 15:00

HAMACUL ART WEEK(ハマカルアートウィーク)開催決定

ハマカルアートプロジェクト2025事務局(株式会社Wasshoi Lab)は、2026年1月31日(土)から2月8日(日)までの9日間、福島県浜通りで「ハマカルアートウィーク」を開催します。本イベントは、浜通り内をめぐり、“アートと人”、“アートと地域”、 “人と人”、“人と地域”が出会うことで、未来に向けてつながるきっかけとなることを目指しています。

会期中は浜通り全体を会場として、ハマカルアートプロジェクトの採択事業者が各地で展示・報告会・ワークショップ等を実施します。現地に滞在し、対話し、創作したアーティストたちの視点を通じて、浜通りで生まれた新たなつながりを追体験できる、9日間となります。

メイン会場兼事務所となる東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)では、本事業のこれまでの実績や取組紹介、各事業者の紹介を一堂にご覧いただけるほか、トークイベントやパフォーマンス等の地域やアーティストと来場者の皆様が出会い、つながる企画を実施します。

開催概要
名称:ハマカルアートウィーク(HAMACUL ART WEEK)
会期: 2026年1月31日(土)〜 2月8日(日)
メイン会場: 東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)※2月3日(火)休館日
地域会場: 福島県浜通り12市町村各地に点在する各プロジェクト会場
共催:ハマカルアートプロジェクト2025事務局、経済産業省、東日本大震災・原子力災害伝承館

■ オープニングイベントについて(取材依頼)
ハマカルアートウィーク(HAMACUL ART WEEK)の開催にあたり、オープニングイベントを実施いたします。
ぜひ取材にお越しください。

日時: 2026年1月31日(土)13:00〜14:00
場所: 東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)研修室
内容:

■参加事業者について
ハマカルアートウィーク(HAMACUL ART WEEK)期間中は、ハマカルアートプロジェクト2025に採択された13事業者が参加します。
(一部の地域会場の所在地や展示スケジュールは現在調整中であり、後日あらためて公開いたします。
なお、地域会場の会期は伝承館会場とは前後して設定される場合があります。)

一般社団法人とおがったプロジェクト
プロジェクト名:これまで。これから、
活動エリア:葛尾村・双葉町
概要:5組のアーティストが葛尾村と双葉町で地域の方々との交流やワークショップを通じ、復興の意味を異なる立場や視点から実感し、制作活動を展開する

Hi there合同会社
プロジェクト名:Unrecorded Landscapes 記録されない風景に価値を与えるNFTアートプロジェクト
活動エリア:南相馬市
概要:南相馬の日常風景を住民インタビューとともに記録し、NFTアートで残すデジタルアーカイブ。過去を頼りに今を記録し、未来の手がかりにする。

合同会社シネマ健康会
プロジェクト名:福島県12市町村ロケ映画プロジェクト~ 映画制作&ワークショップ&上映 ~
活動エリア:川内村
概要:川内村を中心に、福島12市町村で「ゼロからの創作」手法のもと、地域の方々との共創で土地の声から新たな物語を紡ぎ、文化交流を促進する映画制作を実施する。

 □旅するたたき場
プロジェクト名:旅する身体を通し地域の魅力や課題を多角的に捉え直し発信する4+1編のアートプロジェクト
活動エリア:楢葉町
概要:楢葉町での関係性を昨年よりさらに深め、地域の魅力を再発見するためのZINEをよそ者のまなざしで制作する。制作活動を通じて地域の人々と外部の人々との間に対話を創出する。

 □松本律子
プロジェクト名:[Dear KAWAMATA] -民話を語る-
活動エリア:川俣町
概要:川俣町の豊富な民話と「民話の会」に着目し、失われつつある方言の豊かさを大切にしながら、マリンバと組み合わせた音楽作品として地域の財産を世界に発信する。

 □永井文仁
プロジェクト名:視覚と身体で記憶を呼び起こす写真による地域再発見プロジェクト
活動エリア:双葉町・浪江町
概要:震災後、人の不在となった風景に宿る時間の気配をすくい取り、身体的没入感を伴う大判写真として可視化する。喪失の余白が刻まれた土地の記憶と対峙する場をつくり出す。

一般社団法人オムスビ
プロジェクト名:「レジデンスを設計する」──地域とともに考える、地域とアートの新しい関係
活動エリア:南相馬市小高区
概要:小高区でまちづくりを継続し、複数のアーティストと共に地域資源を再発見しながら、地域の方々との交流を通じて創造的な地域づくりと地域とアートの関わり方をリサーチする。

秋元菜々美
プロジェクト名:土地の時間を巡る滞在制作事業
活動エリア:富岡町
概要:富岡町で土地の時間にまつわる滞在制作を実施。地域との関係性を丁寧に紡ぎながら、震災・原発事故経験から新たな想像/創造力を育むアートプロジェクトを行う。

ブルーエゴナク
プロジェクト名:『広野町をガイドする』 
活動エリア:広野町
概要:広野町に滞在し、地域や人、そして時代を再び見つめる機会を創出。町民の方々が町内ゆかりの場所を”ガイドする”ワークショップおよび演劇上演により構成される。

学校法人東北芸術工科大学
プロジェクト名:東北画は可能か?月歴画
活動エリア:楢葉町
概要:「東北画は可能か?」プロジェクト15年目の取り組みとして、震災の記憶を持たない世代への継承を大切に、共同制作「月歴画」で浜通りの記憶と風土を絵画で描く。

株式会社キネマ旬報企画
プロジェクト名:福島浜通りシネマプロジェクト2025
活動エリア:双葉町
概要:双葉町で全国の学生と地域の人々が関わりながら映画制作を行い、創造性あふれる学生の視点を通して、復興で変わる町と変わらない町の両面を映画で表現して人材育成を目指す。

ガッチ株式会社
プロジェクト名:浪江学生デジタルアート道場2025 Digital Growth
活動エリア:浪江町(大堀地区を中心とした全域)
概要:浪江町をルーツとし、松永窯店舗跡地を文化芸術拠点に「浪江学生デジタルアート道場2025」を実施。学生と地域の方々がデジタルアートを通じて世代を超えた交流と文化創造の場を構築する。

日本大学理工学部
プロジェクト名:“私”的世界遺産劇場
活動エリア:富岡町 他
概要:「アートのための建築」をテーマに地域に劇場をつくり、地域の方々の私的な遺産である記憶による即興演劇を上演。記憶継承と建築・演劇の融合で新たな地域表現を創出する。

各採択事業者は、地域の特性を活かした独自のリサーチ・制作・ワークショップ・展示・公開制作などを行い、浜通りの多層的な現実と創造性をひらく試みを展開します。

事業内容
各プロジェクトの詳細や最新の活動状況につきましては、 ハマカルアートプロジェクト2025の公式Webサイトおよび 公式Instagramをご覧ください。
Webサイト:https://hamacul-project.com/
Instagram:@hamacul_art_project

■ 事業背景
東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故から多くの歳月が過ぎた今、福島県浜通りを中心とする12市町村*では、地域や暮らしの再建に向けたさまざまな取組が進められ、新たな事業も芽生えています。アート分野においても、そうした動きと呼応するように新たな試みが展開されています。
こうした背景を受け、経済産業省は2023年6月に「福島芸術文化推進室」を設置しました。その活動の一環として、開始されたのが「ハマカルアートプロジェクト」です。芸術家や学生による滞在型制作を支援する補助事業であり、今年度は13事業が採択され、2026年2月まで活動を予定しています。

※12市町村:東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い避難指示等の対象となった福島県田村市、南相馬市、川俣町、広野町、
楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村および飯舘村の全12市町村を指します。現在、南相馬市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の7市町村の一部に帰還困難区域が設定されています。





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