2010年の秋に公開予定の映画「君が踊る、夏」の製作発表記者会見が22日、都内で行われ、映画単独初主演の溝端淳平のほか、木南晴夏、五十嵐隼士、大森絢音、宮崎美子、高島礼子と、香月秀之監督が出席した。
本作は、夢を追い掛けて東京に出てきた新平(溝端)が故郷である高知へ戻り、よさこい祭りのチーム“いちむじん”の仲間と共に再び踊りに情熱を傾けることによって、人々に笑顔や勇気を与えていく感動作。エキストラ1万2000人以上が参加して作り上げた本格的な祭りのシーンも見どころの1つだ。
高知での撮影を振り返り、溝端は「撮影でお借りした家のおばあさんが撮影の合間にご飯を作ってくれたり、とてもよくしてくれました。おばあさんが僕の実家に手紙を送ってくださって、親がビックリしていました」と心温まるエピソードをうれしそうに語った。また、新平の恋人・香織を演じた木南の印象を聞かれ、「木南さんは4つも年上なので、現場では大人に成り切れない僕を包んでくれて、とても頼りにしてました」とコメント。
しかし、撮影の合間に共演者と大浴場へ行った時の話になると、溝端からは「(木南が)男だったら一緒に風呂に入れたのに!」と衝撃発言が飛び出した。木南とは話が合うらしく、「ざっくばらんに何でも話せて男友達みたい」なのだそう。
そんな評価に対して木南は「溝端さんは本当に人懐っこくてイヌみたい」と語る一方で、「まといを振っている姿がすごく格好良くてキュンとしました」と溝端の魅力をアピールした。映画の見どころでもあるよさこい踊りの猛特訓に挑んだ溝端は「よさこいで使うまといは大きくて重たい旗なので、振っていると肩が上がらなくなってしまって、練習の合間にアイシングしながら頑張りました。ただ踊るだけではなく格好良く見せなくてはいけないので、ビデオで何回も見て研究しました」と撮影中の苦労を語った。そして、「この作品は若い人たちみんなに見てもらいたいです。チーム名でもある“いちむじん”には土佐弁で一生懸命という意味があるんですけど、この言葉の通り何か熱い気持ちを思い出してもらいたい。よさこいを通してそれが伝わればいいと思います」と本作への意気込みを語った。
一方、新平の親友・司を演じた五十嵐は「踊りの先生に睡眠学習をしなさいって言われて、寝てる間もずっとよさこいを聴いてました。聴き過ぎてこの曲が嫌になる時もありました…」と驚きの練習方法を明かして笑いを誘った。
'10年秋公開予定