“つん♂タス♀”で、ネクストブレイクの壁を越えたい
――Task have Funの昨年までの印象でいうと、毎年ネクストブレイク候補に挙がるものの、その壁を突き破れないという感じです。今回を機に、という気持ちも強いのではないですか?
里仲菜月:今のさらに上、というのが一番難しい壁だとは感じています。今回、そこを越えるチャンスをいただけたという思いは強いですね。
白岡今日花:つん♂タス♀をきっかけにタスクを知ったという方もたくさんいらっしゃるんですよ。いいグループだなと思ってもらいたいし、これまで応援してくれているファンの方々にはもっとタスクを好きになってもらいたいです。
熊澤風花:今年はツアーが中止になった代わりに配信ライブをやっていたんですけど、そこでもつんく♂さん経由で見に来てくれた方がたくさんいたんですよね。本当に今がチャンスだなって思います。
――ちなみに普段、つんく♂さんの楽曲を聴くことは?
里仲:私は元々ハロー!プロジェクトのファンだったので、それこそ小学生のときはモーニング娘。さんのフリコピをしたりとか。
熊澤:私は「LOVEマシーン」。カラオケでめっちゃ歌っていました。
白岡:私は聴き込むほどではないんですけど、やっぱりモーニング娘。さんの有名な曲は知っていました。
――3人にとってつんく♂さんの身近な曲というと、同じアイドルのハロー!プロジェクトの曲になりますよね。3人もハロプロ風のアップテンポな楽曲を予想していたんじゃないでしょうか?
里仲:していましたね。ダンス調や激しい曲が来るのかなって。でも届いたのは真逆のバラードで。
白岡:3人で集まって聴いたんですけど、「こっちか!」ってびっくりしました。
里仲:予想外ではあったんですけど、タスクにとってはとても新しい曲で、いい意味で変われていくかもと実感したし、私たちのことを長い目で見てくださっているんだなと、すごくうれしくなりました。
――つんく♂さんは曲も歌詞も、自分の作品を渡すというより、相手が今必要な作品を渡す方だと思うんです。いわば、とても“親目線”で。ブログでは、今回の「あしたに向かうダイアリー」は「彼女たち(タスク)の旅立ち」がテーマであると書かれていました。
里仲:そうなんです。歌詞は今のタスクが共感できるもので、それこそ面談でお話ししたことがここにあるんだなって思いました。「甘えさせてくれること 守っていてくれていること わかってたよ」という部分なんか、今までファンの方に頼っていたなって振り返るようだったし、歌詞全体は未来への決意になっているし。
熊澤:今までは、ファンの方が盛り上げてくれるライブが多かったと思うんです。自分たちの力を上げて、そこから踏み出すのが私たちの壁だと思うし、それを見守っていてね、という気持ちも入る歌詞で、でも解釈はいろいろできて、卒業や恋人、家族とのこととか、人それぞれに当てはまることは違うだろうなって思います。
白岡:つんく♂さんの“胸痛ソング”ってこういうことなんだなって思いました。
ニューシングル「あしたに向かうダイアリー」
発売中/1,200円(税込)
ワンマンライブ「11.22 Zeppでライブだよ」
11月22日(日)/Zeep DiverCity (東京)
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