横山裕「本当に厳しい戦いになる」Lil かんさい、Aぇ! groupが挑む無観客生配信ライブに迫る<RIDE ON TIME>
初の“無観客”生配信ライブに挑戦
伝統の松竹座で、生配信ライブに挑むこととなったAぇ! groupとLil かんさい。Aぇ! groupは20代のメンバーが中心で、バンドと笑いを武器とする個性派6人組。一方、Lil かんさいは、キラキラのアイドル路線を行く現役高校生5人組。彼らにとって“無観客”での生配信は初めての経験となる。
しかも今回は、歌やダンスだけでなく、ライブのほとんどがコントという構成。普段は観客のリアクションや笑い声の中で行うコントを、無観客の中で行わなければならない。
Jr.の育成、公演のプロデュースも手掛ける横山裕は「これは本当に厳しい戦いになるぞ」とメンバーに伝えた。
どうすれば画面の向こう側へいるファンへ、熱を届けることができるのか。リハーサルと同時進行でコントの構成を組み立てる横山は「テンポでいかないと結構キツイと思う、配信のコントって。できるだけ間をカットした方がいいんじゃない?」と、観客の笑い声がない場をイメージしながら演出をしていく。
この横山の存在こそが、Jr.たちに一種の競争意識を芽生えさせていた。Aぇ! groupの最年少、佐野晶哉は「何が一番うれしいかって横山くんが笑ってくれた時が一番うれしいから、今回ちょっと悔しい」と、横山が他のJr.の芝居に思わず吹き出した時の気持ちを語った。
緊張のライブを終えたAぇ! groupのボーカル・末澤誠也は「ステージに立つのが好きなんやなって改めて思いましたね」と予定していた公演の中止を余儀なくされただけに喜びをかみしめた。