佐藤友祐、「sign」は『初めてというくらいシリアスで深い歌詞』<lolインタビュー PART1>
2020年にデビュー5周年を迎えたダンス&ヴォーカルグループ・lol(エルオーエル)。2020年は3月に3rdアルバム『lightning』、8月に11thシングル「work it out」、さらに10月には2曲の配信限定シングル「restart」と「sign」をリリースした。
「sign」はオトナの土ドラ「さくらの親子丼」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)の主題歌を務め、同作にはhibikiが高野みどり役で出演。また、デビュー5周年を記念して6カ月連続で写真集を刊行するなど、10代、20代を中心に人気を集めている。
今回はそんなlolのインタビューの模様を3回にわたってお届け。初回は10月にリリースした「restart」と「sign」の歌詞やレコーディングの様子について話を聞いた。
「聴いているだけで背中を押される、前向きになれる歌詞」(moca)
――10月は「restart」と「sign」という2曲の配信シングルをリリースしましたが、まずは「restart」について、歌詞の好きなところでしたり、レコーディングで意識したことなどを教えてもらえますでしょうか?
佐藤友祐:「restart」は女子3人がメインの楽曲になっている、前向きな曲です。僕はラップを担当していて、サビ前のワンフレーズだけ歌っているんですけど、プロデューサーさんも推していた「『結果ダメだった』のはさ、今日の答えでしょ?」ってフレーズを、すごく良いなって思いながら歌わせていただきました。
hibiki:ポジティブで明るい歌なんですけど、自分のダメなところも一緒に歌っている曲なんです。今日がダメだったことをダメと思うんじゃなくて、プラスに変えていこうよっていう、人間くさい感じが歌詞の中にあって、私は好きです。
honoka:「うまくいかない理由を探してる」とかね。
hibiki:そうそう。ダメなことも一緒に歌ってるから、私はすごくこの歌が好きです。サビの「枯れない花にはなれないなら この瞬間を咲き誇ろう」っていうところも、枯れちゃうことは認めてるんですよ。“どうせ枯れちゃうから、今を楽しく生きようよ”っていうところが好きですね。
honoka:「restart」は今までのlolとは違う曲調だったので、私はレコーディングで結構苦戦しましたね。結構ファルセットを使うサビだったんですけど、その部分が歌いだしからいきなりファルセットで。聴いていると印象に残るなと思っていたんですけど、いざ歌ってみると結構難しくて、何回も録り直しました。歌詞はhibikiが言った通り、いろんな人に刺さるんじゃないかなって思います。
moca:歌詞が本当に、聴いているだけで背中を押されると言うか、前向きになれる歌詞だと思います。Aメロ最初の「今日も誰かと比べて幸せじゃないことを気にしてばかりで」とか、周りを気にしちゃいけないけど、それでも気になってしまうことって実際にあって共感できるところだと思うので、心を込めて歌うことができたかなって思います。
小見山直人:自分自身もダメだったこととか、今日の反省とか、そういうことを結構する方で、「ダメかったからもっと頑張ろう」って思ったりもするので、聞いている人にもそういう感じで前向きに、日々あったことを生かして頑張ってほしいなって思いますね。