舞台などで活躍中の俳優7人が集結し、声優・蒼井翔太がドラマ初出演をして話題となった「REAL⇔FAKE」。所属事務所の垣根を超えたタレントによる新ユニット「Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)に加入するはずだった、蒼井演じる歌姫・朱音の失踪をめぐる物語を描いた本作は、俳優陣による主題歌やイベント開催など、さまざまメディアで人気を博した。
そして、新作となる「REAL⇔FAKE スピンオフドラマ"One Day's Diary"」が、9月より3ヶ月連続でTBSチャンネル2にて放送中。ドラマでは、シェアハウスで共同生活する3組の"ある1日"を追う。今回、育田悠輔役の植田圭輔と梅原黎士郎役の松村龍之介にインタビューを敢行し、植田を「うえちゃんさん」、松村を「のすけ」と呼び合う仲の2人に、作品に懸ける思いを聞いた。
――主題歌リリースやラジオ、イベントと盛りだくさんだった「REAL⇔FAKE」ですが、振り返っての感想をお聞かせください。
松村「すごく楽しかった思い出しかないですね。僕の場合は、このドラマで初めてお会いした方や、以前から知っていたけど、しっかりとお芝居を一緒にするのは初めての方もいらっしゃって。その中で、うえちゃんさんとは舞台で共演させていただいた経験があったので、いろいろ助けていただきました。新しく出会った方ともすぐ打ち解けられて、本当に楽しかったです」
植田「ずっと笑っていた記憶しかないですね。騒がしい人たちしかいないんですよ。楽屋でも、本番のギリギリまでしゃべったり、みんなでゲームをしたり。ドラマの撮影の時もそうだったんですけど、この間のライブの時もずっと騒がしくて。僕は歌があるのに本番前に騒ぎ過ぎて、楽屋で喉をからしかけるくらい楽しかったです」
――ルームメートという関係性の役柄はいかがでしたか?
松村「絶大な信頼感しかなかったですね。安心して先輩の胸を借りるというのは、まさにこのことで。ルームメート役がうえちゃんさんで本当に良かったです。あらためて先輩の魅力を認識しました」
植田「のすけはすごく真面目だし、お芝居のこともすごく考えてくるし、しっかり映像と舞台の現場の違いも分かっているから、何も考えずにフラットな気持ちで一緒にお芝居できました。僕に限って言うと、この作品は役と自分自身が性格的に似てるんですよね。のすけ演じる黎士郎の口調も、彼が僕と普段話す感じとほぼ変わらないんですよ。 たまに冗談を言ったり、賢い感じも普段と変わらないので、自然体でやらせていただきましたね」
――今回のスピンオフドラマ企画をお聞きになった際の感想をお聞かせください。
松村「うえちゃんさんと一緒にお芝居ができることに絶大な信頼と、安心安全な...」
植田「工事現場かよ(笑)」
松村「うえちゃんさんとの絆やシーンの盛り上げ方も、前回以上にパワーアップしてできるという可能性が感じられたので、すごく嬉しかったです」
植田「応援してくださっている方々が『REAL⇔FAKE』を好きと言ってくれて、イベントも大盛況だったという結果があってのことだと思うので、感謝の気持ちでいっぱいですね。今回、久しぶりに悠輔を演じましたが、自然と役に入れたので、自分の中でもすごく大事な作品なんだと、あらためて感じることができました。こういうスピンオフを作らせていただいき、本当にありがたいなという気持ちですね」
――最後に、番組を楽しみにされているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
松村「今回のスピンオフは、作品を愛してくださる皆さんに明るさや、日常生活の癒やしをお届けできる作品だと思います。本編のミステリアスな感じもステキですが、素の悠輔くんや黎士郎、そして他のメンバーの自然体なところを見て、一緒に楽しんでほしいです」
植田「僕が関西人ということもあり、悠輔はプライベートの時は関西弁で話すという設定を、今回盛り込ませてもらいました。また、それぞれのキャラクターの魅力も、さらに色濃く出てくると思います。夫婦漫才みたいな感じの掛け合いも、楽しんでもらえたら嬉しいです」
文・撮影=中村実香