「夜がどれほど暗くても」完成報告会レポート 上川隆也「自分の人生が足元から崩れてしまうような役は初めて」
11月22日(日)より、WOWOWプライムにてスタートする「連続ドラマW よるがどれほど暗くても」。11月13日には、キャストとマスコミの会場を完全分離するリモート形式で本作の完成報告会が開催され、上川隆也、加藤シゲアキ、岡田結実が登壇し、本作にかけた熱い思いを語った。
中山七里の同名小説をドラマ化した本作は、週刊誌の世界で生きてきたジャーナリスト・志賀倫成(上川隆也)がある殺人事件の“当事者”となり、「追う」立場から「追われる」立場となりながら真実に迫っていく報道サスペンス。
凶悪事件の容疑者家族として、世間からバッシングを受ける日々の中、志賀はある出来事をきっかけに事件の真相に迫っていくことに。少しずつ浮かび上がっていく新しい真実。そして、深い闇の中で志賀が“一条の光”を見つけるまでを描いていく。
完成報告会は、まず主人公の志賀を演じた上川が「本日はありがとうございます。WOWOWさんとは何度もご一緒させていただいておりますが、この度はこのような重厚な作品に携われて光栄です」とあいさつ。
加藤は「僕は初めてWOWOWさんのドラマに出演させていただき、とても新鮮な気持ちで臨みました。撮影の間も充実した時間を過ごさせていただきました」と続いた。岡田も「私もWOWOWさんのドラマ出演が初めてでしたし、とても考えさせられる作品に関わらせていただけて、すごく良い経験になりました」と語った。
週刊誌編集部の雰囲気に上川&加藤が太鼓判!
自身の役どころについて、上川は「自分の人生が足元から崩れてしまうような役はこれまでのキャリアの中でも初めてだったので、日々志賀としての一挙手一投足を考えて演じることが楽しかったです」と告白。
役作りは「監督やプロデューサー、色々な方に相談し、衣装合わせの段階からどんなキャラクター像にするか考えていきました。原作小説を読んだ方それぞれがイメージする志賀がいると思いますが、そんな皆さんの中の志賀のイメージをあわせていくような作り方をさせていただきました」と振り返った。
加藤は自身が演じる井波について「文芸から異動になった週刊誌記者で、ある種、新人というところから始まります。青臭いところが残る、視聴者にとっても共感してもらえる部分もあるキャラクターだと思います。井波にとって志賀という人物への印象もシーンごとに変わっていき、志賀に対する思いが複雑に動いていくので、その変化を大事に描いていこうと思いました」と語る。
役作りにあたって、実際の週刊誌の編集部に見学へ行ったという加藤は「(実際の編集部は)とても独特な空気で、撮影現場に入ってそれがかなりリアルに再現されていると思いました。良くも悪くもほこりっぽい、人間を追い詰める、必死な汗が染みついているような…」と、撮影セットの再現度の高さに言及。
上川からも「実際の編集部にお邪魔する機会はなかったですが、美術の方が取材して実際の風景を忠実に再現したセットが出来上がったそうです。加藤さんのお話を聞いて、やはりそうなんだ! と。編集部に貼ってあるスローガンにも是非注目していただきたいです」と、見どころを明かした。
被害者遺族というシリアスな役どころとなった岡田は、「役作りの経験があまりなかったのでどうしようか悩みました。奈々美は被害者遺族という立場なので、生半可な気持ちで演じるのは失礼だと思い、実際の被害者遺族の方の手記を沢山読み、歩み寄って演じようと心掛けました」と役作りを振り返った。
11月22日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-11:00ほか
WOWOWプライムにて放送(※第1話無料放送)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/yoruga/
■連続ドラマW 夜がどれほど暗くても/プロモーション映像(60秒)【WOWOW】
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