注目を引くために過激なパフォーマンスを…
──プロレスファンの間では伝説になっている1992年の「頭食(とうしょく)デスマッチ」について、お話を伺えますか?
フロタイル土居「その辺で許してください……。恥ずかしいので。主人も、従業員も、お客さまもそんなことは知らないし、知る必要もないので。本当にごめんなさい」
──「頭食(とうしょく)デスマッチ」で対戦相手の頭を食べて「デリシャス!」と叫ぶ姿は、当時のファンに衝撃を与えました。血だらけになっていた口元を見ると「ほんとに食べてるんじゃないか」なんて言われてましたけども。
フロタイル土居「色々とあったんです、その時代は。注目を引くために過激なパフォーマンスをやらなくちゃいけなくて……。でも、もう本当に勘弁してください……」
──フロタイル土居さんといえば、反則の女王といわれ、卑劣な残虐ファイトが売りでした。夫婦喧嘩(げんか)でつい手が出てしまうことはあるのですか?
フロタイル土居「……そんなことはありません(笑)。そもそも主人も優しいですし」
──フロタイル土居さん、今はとても幸せそうですが、ファンが待望している現役復帰の可能性はないのですか?
フロタイル土居「ありません。応援してくださった皆さまには感謝しています。ですが、私は山久雛子であり、もうフロタイル土居は存在しません。本当に本当に勘弁してください……」
──それでは、最後に全国のフロタイル土居ファンに一言お願いします。
フロタイル土居「……『カップ・ラビット』にぜひお越しください」