名取裕子「今の自分の環境を見つめなおすきっかけになるドラマ」<さくらの親子丼>
真矢ミキが主演を務めるオトナの土ドラ「さくらの親子丼」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)に出演している名取裕子からコメントが届いた。同作は2017年と2018年に放送したドラマの第3弾。さまざまな問題を抱えた子どもたちを受け入れる民間シェルターを舞台に、九十九さくら(真矢)が傷つき大人に絶望した子どもたちと温かい食事を通じて向き合う苦難と希望のヒューマンドラマ。名取は前作に引き続き、民間子どもシェルター「第2ハチドリの家」を主宰する弁護士・三谷桃子を演じている。
名取裕子 インタビュー
――三谷桃子を演じてのご感想は?
「さくらの親子丼」には2シーズンに渡って出演させていただいて、桃子先生のことがだんだんわかってきました。「ハチドリの家」のために投資をして、それで得たお金や私財をつぎ込んでいたり、パートナーが欲しいと思ってお見合い倶楽部に入ったり、恋するさくらさんにヤキモチを焼いたり…。今回は桃子先生の“人間味の部分”も楽しんで演じています。
――弁護士として、常にシビアな現実に直面されています。
桃子先生は弁護士ということもあり、現状の法律の範囲でできることをコツコツやっています。今まで何度も現実を見てきたので、情に流されているだけでは救えないですし、数多くの子に手を差し伸べることもできないことが分かっていて。最大限できることをしようと、本当に大きな気持ちで子どもたちを包んであげている人です。
服もとても質素で「格好良く見えないように」と衣装さんと相談して3、4着を着回していますが、撮影途中に衣装替えをしても誰も気づかないほどで…(笑)。でもそれぐらい最低限のもので生活して、その他のお金はとにかく子どもたちのために回している桃子先生に見えたらいいなと思っています。