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“監督”池田エライザをリリー・フランキー、原日出子が絶賛!<夏、至るころ>

2020/12/04 23:49

舞台あいさつに登壇した池田エライザ、原日出子、倉悠貴、リリー・フランキー(写真左から)
舞台あいさつに登壇した池田エライザ、原日出子、倉悠貴、リリー・フランキー(写真左から) (C)2020「夏、至るころ」製作委員会


一方、リリー・フランキーは監督としての池田について「22歳の年齢の人が監督をされたとは思えない、すごく安定感のあるかっちりとした的確さがある」と絶賛し、「70歳くらいのベテランのじいさんが撮ったみたいな」と笑いを誘った。さらに、「ひと言ひと言、エピソードとかに、ふだん池田監督が持ってるメッセージがちりばめられている。懐かしいような現代的なような」と告白。

また、原も「現場の監督を見ていて『間違いないな』と感じましたね。若い方だと、どこかわからなくなって頭を抱えてしまうのがあるんですけど、彼女は一切なくて俳優がやりやすい現場でしたね。無駄な画がないし、スムーズな現場でびっくりしちゃって! 本当に優秀な映画監督でした」と褒め称えた。

そんな中、倉が「あるシーンでなかなか感情がうまく入らないシーンがあった時に、(池田が)すごく寄り添ってくれました。そこで『池田監督も翔なんだ』と気付いて、すっと感情が入ってお芝居できたんです」と振り返ると、池田が「涙するシーンがあって、(倉は)涙することはできるんだけど、辻褄が合わなかったんだよね。現場の空気感も緊張感も不慣れなところもあったし、若いなりの感情の整理のつかなさで、どっちの感情をとるのかで迷ってるのかなというシーンがあったので、1回撮影を止めて」と回顧。

そして、「ちょっと厳しくしちゃったりもしたけど、あくまで役に対して『何が悔しかったんだい?』とか『何が嫌だったの?』『 何て言われたの?』ということを話し掛け続けて、すごく魅力的な画が撮れたということはありました」と自身の演出を明かした。

最後に、池田は「未来に不安の募る昨今の日々ですが、この映画をご覧になって、ぜひ自分を大切にする時間をとってみてほしいなと思います。若い役者たちのみずみずしいお芝居と、熱い和太鼓の音色を楽しんでいってください」とアピールし、イベントを締めくくった。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「夏、至るころ」
東京・WHITE CINE QUINTOほか全国で順次公開
出演:倉悠貴、石内呂依、さいとうなり
   安部賢一、杉野希妃、後藤成貴
   大塚まさじ、高良健吾、リリー・フランキー、原日出子
原案・監督:池田エライザ
プロデューサー:三谷一夫
脚本:下田悠子
音楽:西山宏幸
主題歌:崎山蒼志「ただいまと言えば」

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  • 舞台あいさつに登壇した池田エライザ、原日出子、倉悠貴、リリー・フランキー(写真左から)
  • 【写真を見る】「一人一人が少しでも穏やかな気持ちになればという思いで作った映画です」と明かす池田エライザ
  • リリー・フランキーは「すごく安定感のあるかっちりとした的確さがある」と池田の演出を絶賛
  • 池田の演出について語る倉悠貴
  • 原は「『間違いないな』と感じましたね」と池田の印象を語る
  • 監督を務めた池田エライザ
  • 撮影の模様
  • 池田は原案・監督を担当
  • 主人公・翔の祖父母を演じるリリー・フランキーと原日出子
  • 同作が映画初主演となる倉悠貴
  • 現代の若者の言葉にならない不安や葛藤、生きる力をリアルに描き出した新たな青春映画

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