<おちょやん>篠原涼子“シズ”昔の恋が大ごとに…相手役・片岡松十郎は「松竹 上方歌舞伎塾」1期生

2020/12/16 12:27 配信

ドラマ

【写真を見る】シズ(篠原涼子)は因縁の相手と再会し、憂いの表情…「おちょやん」第13回 (C)NHK


杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。12月16日に放送された第13回では、芝居茶屋「岡安」の女将・シズ(篠原涼子)のかつての恋の顛末が描かれた。相手役“早川延四郎(はやかわ・えんしろう)”を演じるのは、歌舞伎役者の初代・片岡松十郎(かたおか・まつじゅうろう)。その深みある演技に注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)

岡安に一大スキャンダル勃発


“大阪のおかあさん”として人気を誇った名女優・浪花千栄子をモデルに、その波瀾万丈の人生を人情味たっぷりに描く「おちょやん」。奉公に出された千代は芝居茶屋「岡安」で8年勤め上げ、第3週(12月14日[月]~12月18日[金])「うちのやりたいことて、なんやろ」では、年季(奉公の期限)明けを迎えた千代のその後を描く。

第12回で20年ぶりに言葉を交わしたシズと延四郎。その様子を見ていたライバルの芝居茶屋「福富」のお茶子たちが噂をまき散らし、岡安は大スキャンダルに見舞われる。店の営業にも支障をきたし、落ち着かない岡安の面々に、第13回ではシズが頭を下げた。

「わてとあのお人は、お茶子と役者いう間柄にもかかわらず、昔たしかに恋仲になりかけたことがおました。旦さん、お母ちゃん、みんな、岡安の看板に泥塗るようなことになってしもて、ほんまに申し訳ない」

普段は厳しいシズが見せたしおらしい姿に、店のお茶子たちも、シズの夫・宗助(名倉潤)ら家族も複雑な表情を浮かべるばかり…。シズはその後、未開封のまま保管していた延四郎からの手紙をすべて焼き捨てた。

一方、思いを残している延四郎は千代に接触していた。これを最後にとシズ宛にしたためた手紙を千代に託そうとするが、千代は受け取らない。これ以上女将さんをスキャンダルに巻き込ませることはできない、という思いだろうか。

関連番組