2月16日に19枚目のシングル「Asayake」をリリースする超特急。12月25日、26日、27日に開催されるオンラインライブ「BULLET TRAIN ONLINE LIVE 2020『Superstar』」を目前に控えたタイミングで届けられる今作は、王道のポップチューンから、これぞ超特急!と言えるハイカロリーな楽曲まで、バラエティ豊かな4曲を収録。2020年を締めくくる1枚について、メンバー全員に語ってもらった。
「Asayake」は曲調と振り付けのギャップがすごく面白いんです(カイ)
――タイトル曲「Asayake」を初めて聴いた印象はどういうものでしたか?
リョウガ:王道な曲調に加え、歌詞も直球というか、何も包み隠さず真っ直ぐに伝えているので、初めて聴いた時はちょっと恥ずかしいような気持ちになりました(苦笑)。でも、一般的に“いい曲”を超特急でやるっていうのが、逆に新鮮でいいなとも思いましたね。
タクヤ:僕らって結構、「超えてアバンチュール」とか「バッタマン」とか、ブッ飛んだ曲を武器に活動しているから、余計にそう思って。そこがちょっと、最初は意外でした。けど、聴けば聴くほど、今のこういう状況で希望を感じてもらえるような、落ち込んでいる人たちの背中を押してあげられるような楽曲になってるように感じて、今だからこそできる1曲になったんじゃないかなと思います。
タカシ:本当、「Asayake」というタイトル通り、今の世界の状況や僕たちの活動のことも含めて、明けない夜はないというポジティブなメッセージが詰まっています。ボーカリストとしては、1人で歌うスタイルじゃないというか、AメロからBメロに繋がるところのラップが間髪入れずに入れられてる感じが、自分の表現の幅を広げられるチャンスになったと思います。
――歌うのが大変じゃありませんでしたか?
タカシ:大変かどうかと言ったら、それはとっくのとうに峠を越えてます(笑)。
――確かに(笑)。カイさんは「Asayake」について、どう感じましたか?
カイ:僕は、今まで突飛な曲をやってきたからこそ、今回みたいな王道の曲が映えるのかなと思いました。それに、この曲は曲調と振り付けのギャップがすごく面白いんです。振りの中に“8”がたくさん出てきて、8号車(ファンの呼称)のみんなと一緒に踊れるところもあれば、超特急らしいダンサブルなパートもあって。自分たちでもこういう振りが付くんだ!って思ったくらい、意外でした。なので、超特急らしさというのはパフォーマンスを通して出せるような気がします。
――振り付けについて、ユーキさんはどう思いましたか?
ユーキ:毎回感じることですけど、やっぱり振付師の方は偉大だなって。「Asayake」の振り付けも、歌詞に合ってるいし、音も拾っているし。そういう意味では、王道を爽やかに表現するだけでは終わらない曲になっていると思います。
――この曲のミュージックビデオは撮影されたんですか?
タクヤ:撮りました。ミュージックビデオの世界観も、結構歌詞を大切にした内容になっていると思います。ただ、「Asayake」というタイトルから僕の中で勝手にイメージしていたものとはセットも衣装も全然違ったので、そこが逆に面白かったです。
――どんな世界観をイメージしていたんですか?
タクヤ:「Asayake」だから、僕、海とか行きたかったんですよ。
ユーキ:そうだったんだ。実際は結婚式場で撮影したんですけど。
カイ:衣装も、えっ!?って感じだよね(笑)。
――今うかがった情報からだと全く想像できないのですが(笑)、見どころを教えてください。
ユーキ:メンバー個々のダンスシーンは、それぞれの個性が出ているので見どころの一つになっていると思います。なかには、まるで8号車のみなさんと1対1で踊っているような視点もあるので、そういうところも楽しんでもらいたいですね。
12月16(水)リリース
Asayake SDR 1650円
収録曲●Asayake/Fantasista/キズナアルゴリズム/What’s up!?(通常盤のみ)
ファンクラブの夢8盤には「Hero」を収録。また「超フェス 2020」のライブ映像の特典Blu-ray付き
撮影=山田大輔/取材・文=片貝久美子/スタイリスト=東正晃(DerGLANZ)/ヘア&メーク=杉野智之、岩下倫之、草野咲也香/プロップスタイリスト=ORIN/衣装協力=COOHEM、gim、Paraboot