<人生の楽園>息子と二人、千葉・館山で暮らしながら顧客と釣り談議に花を咲かせる
12月19日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)では、趣味の釣りを生かした仕事がしたいと、千葉・館山市の波左間海水浴場のほど近くに移住し、カフェと釣りガイド付きの素泊まり宿を開いた柳沼宗隆さん(47歳)に密着する。「師走の参 釣り好き父ちゃんの宿カフェ~千葉・館山市」と題した今回。柳沼さんの日常と、そんな彼の元に集まる顧客や、家族との交流を紹介する。
舞台は千葉・館山市
東京で生まれ、千葉で育った柳沼さんは、大学時代に商業施設の内装やディスプレイを手掛ける会社のアルバイトにいそしんだ。そして卒業後も就職せずにアルバイトを継続し、お金をためてはテントを携えて自転車で日本各地を回った。
そうした旅は、のちに妻となる当時の彼女から勧められた、作家でカヌーイストの野田知佑氏の本の影響だった。そんな旅で柳沼さんは野田氏本人にも出会い、九州へと追い掛け、釣りの魅力に目覚めた。
しかしそんな柳沼さんにしびれを切らしたのが、付き合い続けてきた彼女だった。そこで柳沼さんは、これからは彼女の言うことに従おうと、旅をやめて29歳で結婚。アルバイト先だった会社にも就職し、3人の子どもを育てた。
ところが今度は昼間の営業に深夜の設営と仕事に没頭するあまり、睡眠時間2~3時間の生活が続いた。柳沼さんの体を心配した妻からついに転職を勧められ、柳沼さんは従うことにした。
次は趣味の釣りを生かした仕事をしようと考えた柳沼さんは、千葉・館山市の波左間海水浴場からほど近い元企業の保養所を、親戚の支援を受けて購入。こつこつとリノベーションし、2014年に釣りガイド付きの素泊まり宿とカフェとして、「INN&CAFE ONE DROP」をオープンした。
緑を基調としたポップな内装の店内には、無数のルアーや釣りざおが所狭しとディスプレイされる。カフェで出すのはナポリタンやカツカレーなど、柳沼さんが好きな喫茶店メニュー。ボリュームも満点で男性客に人気だ。
そしてカフェの奥が宿泊スペース。和室だった空間を開放的な洋室に改装し、希望する宿泊客には道具の選び方から実際に浜に出ての釣りまで、丁寧にガイドする。柳沼さんはルアーを使ったおか釣り専門で、キャッチ&リリースが基本。
そんな柳沼さんの元には釣り好きが集まり、いつも釣り談議に花が咲く。そして釣り好きな長男も柳沼さんを追って移住し、今では管理人室に親子2人で暮らしている。一方、妻と娘は東京で暮らし、週末になると館山にやってくる。
毎週土曜夜6:00-6:30
テレビ朝日系で放送
※12月19日(土)は#1010「師走の参 釣り好き父ちゃんの宿カフェ~千葉・館山市」