映画「約束のネバーランド」の初日舞台挨拶が本日12月18日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子、平川雄一朗監督が登壇した。
真っ赤な衣装で登場した浜辺は最初に「こうやってお客さんを目の前に上映をさせていただくのは……ひさしぶりなのでとっても緊張しています」と挨拶。「ひさしぶり」の前に「初めて」と言い間違えてしまうほど緊張している様子だったが、「映画の話を楽しんでできたら」と笑顔を見せた。
国内での撮影とは思えない壮大な世界観が広がる本作。平川監督が「まさかあの草原が長野だなんて思わないでしょ?(笑) まさかハウスは福島だなんて!」とあっさりロケ地を明かすと、浜辺が「そう思うと長野の山奥に登ってよかったなと思いました。空気も薄いし(笑)」と撮影時の苦労を告白。北川、渡辺も「撮影場所までたどり着くのが大変だった」「メイクが落ちてしまって」と冗談交じりに振り返った。
撮影が行われたのは昨年夏。この日までの約1年半の間の共演者の変化についての話題になると、浜辺が城について「めちゃくちゃ身長が伸びました。声変わりもしたし。中身はかわいいままですけど、見た目がさらにカッコよくなりましたね」と目を細める。逆に板垣から「ひさしぶりにお会いしたとき髪がすごく伸びてて大人っぽい印象になっていた」と言われると「このプロモーション期間は大人っぽくいこうと思ってたんですけど……急遽切ることになってしまいました(笑)」と笑った。
イベント後半には、映画にちなんで「来年に向けての“約束”」を発表。浜辺が「浜辺美波は…ふっ軽を約束します!」と書き入れたフリップを見せ、「フットワークを軽くする」と宣言。「私、普段鉛のように足が重いんです。『今日休みだ』って思ったら誘われても忙しいフリするくらい(笑)。でも来年は誘われたら出掛けたいし、自分からも誘いたいです」と語る。MCから特に行きたいところを聞かれると「行きたいのは北海道。鮭とかチーズとかを食べたいです」とうっとりし、「明日行こうと思ったらすぐに行けるくらいの“フッ軽”を」と意気込んだ。
最後に、平川監督が「鬱々した時代ですけど、元気とか勇気をくれる映画になっていると思うのでたくさんの人に見ていただけたらと思います」と映画をアピール。浜辺は「もともと原作の漫画を集めていた大好きな作品だったので、実写の話は驚きましたし、できるのかなという不安が、他の実写の作品よりもありました」と原作ファンならではの葛藤を明かしつつも、「エマという役を演じている中で、子供たちの力、皆さんの力を感じて『諦めなければ何でもできるんだ』と私自身も勇気を与えられた映画でした。悩んでる方、今の状況を打破したいと思っている方に見ていただけたら、ちょっとだけ勇気をもらえるような作品になっているんじゃないかなと思います」と思いを語り、舞台挨拶を締めくくった。
■映画「約束のネバーランド」
12/18(金)公開
監督=平川雄一朗/出演=浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子ほか
配給:東宝
https://the-promised-neverland-movie.jp/