連続テレビ小説で描かれる“社会性を欠いた父親”といえば、口先だけ達者で2度も自己破産した「まれ」(2015年度上期)の津村徹(大泉洋)、娘を自分の都合で出稼ぎに出したり給料の前借りに来たりといいように振り回した「スカーレット」(2019年度下期)の川原常治(北村一輝)などが思い出されるが、それでも彼らには“家族を守る”という父親の気概は感じられた。
ただただ身勝手なテルヲに、視聴者からも「テルヲ、朝ドラ史上最悪のクズだと思う」「テルヲがドクズすぎてシャレにならん」といった声が上がるほど。演じるトータス松本にも「テルヲ役がうますぎて、トータスさんも嫌いになりそう」という視聴者が続出している。
中には「まさに『借金大王』の世界だな」「リアル『借金大王』」「もしかして、トータスさんがテルヲにキャスティングされたのって『借金大王』つながり!?」など、トータス松本がボーカルを務めるバンド・ウルフルズが1994年に発売した4枚目シングル「借金大王」を連想する声も…。
「借金大王」は、借金まみれの友人を叱りつけるような歌詞が印象的な楽曲。作詞・作曲ともにトータス松本が担当している。トータス松本演じるテルヲのクズっぷりが、この曲を連想させる、と話題を呼んでいるのだ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)